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  • コラム
  • 2022/04/30

子どもの日の由来や過ごし方・食べ物をおさらいしよう!今更聞けない基本のキ

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柏餅の写真

もうすぐ5月5日。そう、子どもの日ですね。子どもたちの健康と幸せを願う日です。

でもなぜ、鯉のぼりを揚げたり、柏餅を食べたりするのか考えたことはありますか?子どもに「どうして?」と聞かれて、ハッとした方もいるのでは?

そこで今回は、子どもの日の由来や風習、過ごし方などを総合的にお話しします。日本独自に発展した風習や外国から伝来したものなど、実は奥が深い子どもの日。子どもの日に込められた意味を知り、もっと大切な日にしていきましょう。

「子どもの日」は世界共通のお祝いだった

congratulationと書かれた画像

子どもの日は世界中に存在する、ってご存知でしたか?日本と同様に、祝日の国も多いようですよ。

1925年にジュネーブで制定された「国際こどもの日(6月1日)」や、1954年に国連が制定した「世界こどもの日(11月20日)」に基づき、6月や11月に子どもの日を祝日としている国が多いようです。

日本の子どもの日である5月5日は「端午の節句」と呼ばれ、元々は男の子を祝う行事でした。しかしながら子どもの日それ自体は、男の子に限定した行事ではありません。女の子であっても男の子であっても同じように、その幸せを願うための日とされています。

子どもの日はお母さんに感謝するのも忘れずに!

そんな子どもの日ですが、「子どもの日」というこの名前から「子どものための祝日」というイメージがありますよね。しかし祝日法では、

「こどもの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、母に感謝する日」

と定義されています。

きっとお母さんはこの日も家族のために、いろいろと準備をしてくれていることでしょう。子どもの健やかな成長を願うとともに、いつも頑張ってくれているお母さんにも感謝するのを忘れないようにしましょう。

子どもの日は何をする?

さて、幼い頃、子どもの日には何か「すること」がありませんでしたか?子どもの頃の私は特にその意味を理解していませんでしたが、それぞれにきちんとした理由があるんですよ。

鯉のぼりを揚げる

こいのぼりの写真

子どもの日が近くなると、色とりどり、そして大小さまざまな鯉のぼりが空を優雅に泳ぐ光景が見られます。この風習は江戸時代にまで遡ります。将軍家では世継ぎとなる男の子の誕生は、それはそれはおめでたいこと。お祝いとして「のぼり」を軒先に掲げていたそうです。

こののぼりが後に鯉になっていったと言われています。

鯉は澄んだ水のみならず、川のような泥の中でもたくましく生きることができる魚。子どもが健やかに、たくましく成長していく姿を鯉に重ねたのでしょう。

また、鯉は中国の言い伝えである「登竜門の伝説」で登場する、縁起の良い魚でもあります。「竜門と呼ばれる急流を昇ることができた鯉は竜になれる」という話です。「子どもがさまざまな困難に打ち勝ち、出世していくように」という願いが込められているのですね。

かぶとや五月人形を飾る

折り紙で作った兜の写真

幼稚園や保育園の頃、折り紙でかぶとを作った記憶がある方もいるかもしれませんね。子どもの日にかぶとや五月人形などを飾るのは、これまた将軍家で男の子が誕生した際に、お祝いとして武具を飾っていたことが由来と言われています。

武将にとって、かぶとや鎧は身を守るための大事な装備。「わが子を守ってくれるように」という親の願いが込められているのでしょう。

これが転じて現代では、「子どもが病気や事故などを経験することなく、健やかに成長するように」との想いから飾られるようになったようです。

菖蒲湯に浸かる

葛根湯の写真

「端午の節句」とはもともと古代中国で行われていた風習で、日本に伝わったのは奈良時代だと考えられています。

端午の節句は雨季を迎える季節にあたるため、病気や災厄が増えると考えられていました。そこで菖蒲(しょうぶ)を用いる習慣が生まれました。

菖蒲は独特の強い香りを放つため、邪気を払ってくれると考えられていたようです。菖蒲湯以外にも、玄関に飾ったり、菖蒲酒として飲んだりしていたようですよ。

これが鎌倉・室町時代になると、武家社会では「菖蒲」に「勝負」や「尚武」などの言葉をかけ、男の子が強く逞しく成長することを願ったようです。

子どもの日は何を食べる?

柏餅

柏餅の写真

柏餅を食べる習慣は、江戸時代に生まれました。

柏の木は冬の厳しい寒さの中でも葉がついたままの強い植物。そして春になり新芽が出てきてから古い葉を落とす、という特徴があります。新芽を「後継ぎ」になぞらえ、子孫繁栄や長寿などの縁起物として扱われるようになりました。

また、餅は昔より神事に欠かせない神聖な食べ物とされていました。そこで縁起の良い柏の葉で餅を包んで柏餅を作り食するようになったようです。

もともと柏の木が関東近辺にしか自生していなかったことや、柏の葉を皿代わりに使っていたことなどもあり、柏餅は主に関東で食されるものとなっていったのです。今となってはどの地域でも柏の葉は手に入るため、全国どこでも食されるようになりましたが、もともとは関東以外では柏餅を食べる風習は一般的ではなかったのだそうですよ。

では関東以外の地域では何が食べられていたのでしょうか?

ちまき

ちまきの写真

関東では子どもの日に柏餅を食べる一方で、関西では「ちまき」を食べるのが一般的です。こちらは中国の故事に由来するのだとか。

古代中国に、忠誠心が高く国王の側近として仕える「屈原(くつげん)」という詩人がいました。ところがある時、屈原は陰謀により国を追われ、とうとう川に身を投げてしまいます。これが5月5日のことでした。

屈原の死を嘆き悲しんだ人々は、毎年彼の命日に供物を川に投げ入れました。

ある夜、とある民衆の夢に屈原が出てきてこう言います。「供物が悪龍に奪われてしまい、自分の元へ届いていない。」

そこで民衆達は無事に屈原のもとへ届くようにと、強い香りで邪気を払うとされる楝樹(れんじゅ)の葉でちまきを包み、牛の角を模して先端を尖らせ、5色(赤・青・黄・白・黒)の糸で縛ってから川へ投げ入れたと言われています。

この言い伝えから、「忠義のある子に育つように」「災いから身を守れるように」といった願いを込め、ちまきを食べるようになったようです。

これが中国から当時都のあった奈良や京都へと伝わり、西日本を中心にちまきを食べる習慣が残っているとされています。

たけのこ

筍の写真

生命力にあふれたたけのこは、1日でグンと成長します。また、天に向かって曲がることなくまっすぐ伸びることから、子どもの日にぴったりの食材。ちょうど4月中旬から5月初旬にかけて旬を迎える、季節の食材です。

たけのこにあやかって「子どもがまっすぐに、すくすく元気に育つように」との願いが込められているのですね。

まとめ

中国から伝わったものや日本で発展した風習などさまざまでしたが、その根底には子どもの誕生を喜び、健康や成長を願う親の想いが込められていますね。「子どもは宝」という気持ちは国や時代を越えて共通なのでしょう。

日本での子どもの日はゴールデンウィークに組み込まれているので、どうしても長い祝日の中の1日という感覚になってしまいがち。けれど子どもの日には大きな意味があります。今年の子どもの日は、ぜひお子さんに子どもの日の由来や意味を教えてあげてみてくださいね。

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