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  • コラム
  • 2022/03/01

ひな祭りってどんな行事?ひな人形を飾る意味やお祝いに食べるものとは

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お雛様の写真

ひな祭りは女の子のお祝いの日。3月3日のひな祭りがやってくると、なんだか春が近づいてきたなと感じます。女の子のいるお家ではひな人形を飾り、ちらし寿司やお吸い物を食べるのが風習ですよね。

そこで今回は、もうすぐやってくる「ひな祭り」についてご紹介していきます。一年に一度のお祝いの日にはどんな歴史や意味があるのか、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

ひな祭りとは

「桃の節句」ともいわれるひな祭りにはどんな意味があるのか知っていますか。ひな祭りの始まりは今から1200年以上も前。平安時代にこの風習ができたといわれています。まずはひな祭りのルーツについてご紹介していきます。

中国から伝わった「上巳(じょうし)の節句」

お雛様の写真

中国では昔から「奇数が重なる日はおめでたい」とする考えがあり、「五節句(ごせっく)」と呼ばれていました。「節句」とは季節の変わり目のこと。名前の通り五節句には5つの節句があり、「上巳の節句」はその中のひとつです。

【五節句】

1月7日「人日の節句」(七草)
3月3日「上巳の節句」(ひな祭り)
5月5日「端午の節句」(子供の日)
7月7日「七夕の節句」(七夕)
9月9日「重陽の節句」(菊の節句)

五節句は日本でも行事となっているので、なじみがありますよね。1月1日は元旦となるため別格としてあつかわれ、1月のみ7日になっているそうです。

中国では、季節の変わり目になると邪気が入りやすいとされていて、神様にお供え物をしたり、邪気払いをする行事が行われます。3月3日「上巳(じょうし)の節句」の日は、邪気払いのために「川で身を清めること」が風習となっていました。

またその頃、日本では「流しびな」と呼ばれる行事がありました。自分の身代わりとして人の形をした紙などを川に流すことで、おはらいをしていたそうです。

この「流しびな」という日本の風習と、中国の「上巳(じょうし)の節句」が重なったことで、今の「ひな祭り」の文化ができたといわれています。

初節句とは

初節句を祝う赤ちゃんの写真

初節句とは、生まれて初めて迎える節句のこと。初節句には、家族みんなで「赤ちゃんが元気に成長するように」と祈るのが風習です。女の子であれば3月3日のひな祭り、男の子であれば5月5日の子供の日にお祝いします。

おばあちゃんやおじいちゃんが孫のためにひな人形を贈ることも多いですよね。生まれて初めてのひな祭りは、両家のご両親も招いて盛大にお祝いをするのが昔からのしきたりです。

ひな人形について

ひな祭りといえばひな人形。美しい顔立ちで綺麗な着物を着たおひなさまは、女の子の憧れですよね。しかしなぜひな祭りにひな人形を飾るのか、知っている方は意外と少ないかもしれません。ここではひな人形についてご紹介していきます。

なぜ飾るの?

お雛様の写真

ひな人形には、赤ちゃんに降りかかる災難や苦しみ、病気などを代わりに引き受けてくれる「身代わり人形」のような役割があるといわれています。女の子が元気で幸せに成長するように、という祈りをこめてひな人形を飾るのですね。

ひな祭りのルーツにもあった通り、昔はひな人形を紙でつくって川に流していました。しかし時代が進むにつれて、ひな人形は豪華で素敵なものになっていったため、流すのではなく飾るようになったそうです。

ひな人形をみると子供の頃を思い出す方も多いのではないでしょうか。幼い頃のすてきな思い出としても、ひな人形は大切にしたいですね。

ひな人形はいつ飾る?いつ片付ける?

お雛様の写真

一般的に、2月上旬の節分が終わったあと〜2月中旬くらいまでにひな人形を飾るのがよいとされていますが、実は「この日までにひな人形を飾らなければいけない」という決まりはありません。

せっかく美しいひな人形ですから、前日にバタバタと飾るのはもったいないですよね。ひな祭りは一年に一度の大切な行事。遅くとも一週間くらい前には飾り付けを済まして、ひな人形をゆっくり見てあげてくださいね。

「ひな人形を片すのが遅くなるとお嫁に行けなくなる」と聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。これは言い伝えのひとつで、はっきりとした根拠はありません。だらだらといつまでもひな人形を出しておかずに、きちんと片付けのできる女性になりましょうという意味合いもあるそう。

しかしひな祭りが終わったら、なるべく早くひな人形を片づけた方がいいのは事実です。片付ける時期にも決まりはありませんが、3月4日〜6日の間くらいに片付けられるといいですね。

京びなと関東びな

デフォルメされた雛人形の写真

おだいりさまとおひなさまが左右どちらに座っているか、気にかけたことはありますか?実は、おだいりさまが向かって右に座る「京びな」と、向かって左に座る「関東びな」の2種類があるのです。

「京びな」は京都で作られるひな人形のこと。日本では昔から「右よりも左の方が上位」とされていたため、そのならわしに従い「(向かって)おだいりさまが右、おひなさまが左」となっています。

一方「関東びな」は関東で作られるひな人形のこと。関東びなは、京びなと左右反対で「(向かって)おだいりさまが左、おひなさまが右」となっています。

その理由には、大正天皇が大きく関係しているといわれています。西洋の文化がたくさん入ってきた時代、国際儀礼の「右が上位」という考え方を取り入れた大正天皇は、即位の礼で右に立たれたそうです。この頃から関東を中心にこの考えが広まり、関東びなは「おだいりさまが右(向かって左)」になったのだとか。

京びなと関東びなではひな人形の顔立ちにも違いがあります。京びなはおっとりとした高貴な顔立ち、関東びなはふっくらとした現代的な顔立ちが特徴です。おひなさまを見るときは、ぜひひな人形の顔立ちや座っている位置にも注目してみてくださいね。

ひな祭りの食べ物

家族みんなでお祝いをするときには、華やかな食事が並びますよね。縁起がいいとされている食べ物には、それぞれ理由があるのです。ここでは、ひな祭りの席で食べるものについてご紹介していきます。

ちらし寿司

ちらし寿司の写真

華やかな見た目でたくさんの具材が入ったちらし寿司は、ひな祭りだけに限らずお祝いの場では定番のメニューですよね。ちらし寿司が「縁起のいい食べ物」となっている理由は、使われている具材にあるようです。

れんこん:先の見通しがいいという意味
エビ:腰が曲がった姿に似ていて長寿を象徴する
豆:健康でまめに働けるという意味
錦糸卵:黄身と白身で金銀の財宝を表す

さらに、ピンク色の「でんぶ」が桃の花を連想させる、「菜の花」で春の訪れを表している、ともいわれています。縁起がよく季節感のある具材をたくさん使ったちらし寿司は、ひな祭りにかかせない食べ物となったのですね。

ひしもち

ひしもちの写真

ピンク、白、緑の3色でひし形のお餅。繁殖力が強い「菱(ヒシ)の実」の形がモチーフになっていて、長寿や健康という願いがこめられています。ひしもちの色にはそれぞれ意味があり、春の訪れを連想させる色ともいわれています。

赤(ピンク):魔除け
白:子孫繁栄、長寿
緑:健康、強い生命力への願い

赤は「桃の花」、白は「純白の雪」、緑は「新緑」を表していて、春の情景も感じさせてくれますね。女の子の健康を祈り魔除けの意味をもつひし餅は、ひな祭りに欠かせない食べ物のひとつです。

ひなあられ

ひなあられの写真

ひしもちと同じようにカラフルな色が特徴のひなあられは、ひな祭りを華やかにしてくれる食べ物です。「娘の健やかな成長を祈る」という意味がこめられていて、平安時代に行われていた「ひなの国見せ」という貴族の遊びから生まれたお菓子といわれています。

「ひなの国見せ」とは、部屋の中に飾られているひな人形を外に連れ出し、海や野山を見せてあげるという風習です。そのときに、外に持ち出せるお菓子として作られたのが「ひなあられ」なのだとか。

ひな祭りの日には、ひな人形と一緒に外に出かけ、美しい自然をみながらひなあられを食べていたなんて素敵なお話ですね。

ハマグリのお吸い物

ハマグリのお吸い物の写真

「対になっている貝でなければぴったり合うことはない」というのが、二枚貝のハマグリの特徴。仲のいい夫婦の象徴、生涯一人の人と添い遂げるように、という願いが込められている食べ物です。

お吸い物を盛るときには、1つの貝に2つ分の身をのせるのがしきたり。「夫婦が永遠に仲良く過ごせますように」という意味があるそうです。女の子が素敵な結婚相手に出会えることを祈り、ひな祭りにはハマグリのお吸い物が食べられるようになったのですね。

まとめ

昔からの風習が今も「ひな祭り」という行事として残っているって素敵ですよね。生まれてきた子が元気に成長してほしい、という親の祈りが込められた大切な行事のひとつです。いくつになっても女の子にとっては素敵な思い出として残るはず。ぜひ家族みんなで楽しくお祝いしてあげてくださいね。

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