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  • 2022.11.12

【余ってしまったスパイスの活用術】こんな料理にも!?~前編~

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身近なスパイス4選とスパイス使用の料理紹介【前編】のタイトル画像

スパイスを使った料理といえば、やはりカレーですよね。「以前買いそろえたスパイスが余ってしまって、使い道がなく困っている…」なんて方はいませんか?そのスパイス、カレー以外にもたくさんのお料理に活用できますよ!メジャーなスパイスを使った意外な料理もご紹介しています。スパイスを使ったレシピのバリエーションを増やし、おうちごはんをもっと充実させてみませんか?

使い余しているスパイスを上手に活用するコツ

スパイスと聞くとどうしても「辛いもの」というイメージが先行してしまいますよね。普段あまりスパイスを使わない日本人にとって、スパイス料理といえば「カレー」一択ではないでしょうか。でも実は、スパイスの一番の特徴は「香り」をつけること。付随して、「色づけ」や「辛みづけ」といった活用方法があります。

スパイスには主に、ホールタイプとパウダータイプの2種類が存在します。ホールは香りが強く、使うときに都度都度すり鉢や瓶の底で砕いて使います。手間こそかかりますが、長期保存にも向いています。一方パウダーは、振りかけるだけですぐ使えて便利。下ごしらえや、料理の最後の仕上げとして振りかけて使います。

単なる「辛いものを足す」というイメージを捨て、香りをつけるためにスパイスを活用することで、カレー以外にもたくさんの使い道が生まれますよ。

次項より、メジャーなスパイスと、そのスパイスを使った個性豊かな料理をご紹介していきます。

スパイス①ナツメグ

ナツメグの写真

「ナツメグ」は、ニクズクという果実の種子を挽いて粉末状にしたスパイスです。ニクニズは10〜20mの巨大な木で、この種子の部分の表皮もまた、「ニース」という別のスパイスとして活用されています。ナツメグの元となるこの種子は1年に約4千個も収穫できますが、成長が遅いため実をつけ始めるまでに7年もかかるんだそう。

ナツメグは世界4大スパイス(コショウ・シナモン・クローブ)の1つ。ほんのり甘い香りと、コショウのようなスパイシーな風味を持つのがナツメグの特徴です。ひき肉料理に使用することで肉の臭みを抑えることができます。

パウダータイプとホールタイプが存在しますが、ホールタイプを使う際には、おろし金ですりおろして使います。挽きたてのナツメグは、手間こそかかりますが香りをより一層楽しむことができますよ。

ナツメグ活用レシピ

「ナツメグ=ハンバーグに使うスパイス」と思われている方が多いかもしれませんが、ひき肉の臭みを消してくれる香りは、乳製品にも活用できます。ピリッとした清涼感ある香りと甘い香りを併せ持つこのスパイスは、クリームのもったり感をキュッと引き締め、甘さを補強してくれます。

乳製品と相性がいいので、たとえばチーズトーストやオムレツ、スクランブルエッグ、バターソテーなどとも相性ピッタリです。また、甘い香りを持つナツメグは、料理だけでなくお菓子作りにも活用されるスパイスです。

クリームパスタ

クリームパスタの写真

使い方はとっても簡単!お皿によそったパスタの上に、コショウ感覚で振りかけるだけでOKです!

シチュー

シチューの写真

こちらも最後の仕上げとして、お好みでナツメグを加えましょう。

スパイス②クローブ

クローブの写真

クローブはインドネシアなど熱帯地方原産の常緑樹。つぼみが開花する直前に摘み取り、乾燥させたものをスパイスとして利用します。

バニラに似た甘く濃厚な香りを放ちながらも、しびれるような刺激的な風味も兼ね備えています。その独特の香りはスパイスの中でもっとも強く、中世の西欧では魔除けとしても使われていたのだとか。

ヨーロッパなどでは、クローブをレモンやオレンジに刺したフルーツポマンダー(匂い玉)作りもポピュラーで、自然の芳香剤として親しまれています。

クローブは漢方では「丁子(チョウジ)」としても知られています。胃腸を温め、冷えによる腹痛や消化不良などに対して処方されます。

クローブ活用レシピ使った料理

クローブは肉の臭み消しに効果的で、ポトフやビーフシチュー、角煮などによく使われます。香りが強いので、量には注意が必要。ホールを使用した場合は、調理後に取り除くのが一般的です。

肉料理以外にもその甘い香りを活かし、お菓子やドリンクの香りづけにも活用されています。ヨーロッパで冬によく見かける「ホットワイン」に入っているスパイスもクローブです。クローブは体を温める作用があるので、理にかなった使い方ですね。

ピクルス

ピクルスの写真

ピクルスの調味液にクローブを加えて煮立てます。煮立ったら、そこにお好みの野菜を入れて密閉容器に詰めるだけ。香りが全然違うので、クローブはぜひホールのものをすり潰して使って欲しいところですが、手に入らなければパウダータイプのものでも大丈夫。クローブの甘い香りと、スパイシーな風味が加わったピクルスは絶品ですよ。

トリッパ

トリッパの写真

トリッパは牛の胃袋「ハチノス」をトマトソースで煮込んだイタリア料理。

ハチノスの下処理は手間がかかるため、処理済みのものを使うと良いでしょう。

オリーブオイルでにんにくを炒め、そこに細かく刻んだセロリや玉ねぎ、にんじんなどの香味野菜を加えます。トリッパ、トマト缶を加え、クローブを加えてじっくり煮込めば完成!

お酒のおつまみにも、パスタを加えてメインディッシュにも変身する優秀な逸品です。

スパイス③クミン

クミンの写真

においを嗅ぐだけで食欲の湧くカレーの香り。この香りの正体がクミンです。

クミンはセリ科の一年草で、エジプト原産の植物です。この種子がクミンというスパイスとして使われます。「キャラウェイ」という別のスパイスとよく似た見た目をしています。

クミンシードは使う前に油で炒ると一層香り高くなり、インド風カレーのレシピではたいてい、熱した油でクミンシードを炒めるところから始まります。

「カレーの香りを嗅ぐとなんだか食欲が湧く」方もいらっしゃるでしょう。その通り、クミンには消化促進効果があるのです。他にもビタミンが豊富で、免疫力を高めたり代謝を促進したりする効果があり、アンチエイジング効果も期待できます。

クミン活用レシピ

肉料理全般に合うので、ソーセージやミートローフなどに入っていることも多いクミン。また、チーズやパンに練り込まれていることもあります。少し加えるだけであっという間にカレー風味をつけてくれるクミンは、色々な料理に活用できます。

ラムチョップ

ラムチョップの写真

骨つきラムに塩、ブラックペッパー、にんにくを両面に塗り込み、クミンシードを全体にまぶします。フライパンにサラダ油を熱し、片面約3分ずつ焼けば完成。これだけで、ラムの臭みを和らげ、クミンの芳香が加わったラムチョップのできあがりです!

ドレッシング

ドレッシングの写真

オリーブオイルをベースに、レモン汁、玉ねぎ(みじん切り)、パセリ(刻んだ葉の部分)を加え、塩コショウで味を調えたらお好みの量のクミンシードを混ぜるだけ。どんなサラダにも合いますよ。

クミンは香り、辛み共に強いスパイスなので、くれぐれも入れすぎには注意しましょう。

スパイス④ターメリック

ターメリックの写真

ターメリックはショウガ科の多年草であるウコンの根茎を乾燥させた後、粉末にしたものです。独特の土臭い香りがしますが、これは加熱することで弱まります。

カレーの黄色はこのターメリックによるものです。カレーだけでなく、マスタードやたくあん、マーガリンなどの着色料として使われることもあります。食品のみならず、古くから衣類の天然染料としても活用されてきました。

黄色の色素の主成分である「クルクミン」は油溶性のため、油と合わせて使うときれいに色づけをすることができますよ。

このクルクミンには高い鎮痛作用があることで注目を浴びており、他にも消化促進、肝機能改善、殺菌・解毒作用、美肌効果など、体に嬉しい様々な効果が認められています。まさに今大注目のスパイスです。飲み会の度にウコンドリンクにお世話になっている方も多いのではないでしょうか。

ターメリック活用レシピ

基本的には「色をつける」ために活用されることの多いターメリックですが、米、穀物、魚、肉、野菜など、さまざまな素材との相性が良いスパイスです。鮮やかに色づいた料理は食卓に彩をプラスしてくれますね。また、食欲を引き出す効果も期待できます。

パンやケーキの生地の他、本場インドでは揚げ物の衣に加えられていることも多いです。

ターメリックライス

ターメリックライスの写真

高価なサフランに代わり、料理を黄色く色づける目的で使われることが多いターメリック。カレーに添えるターメリックライスにもよく用いられます。鮮やかな黄色のご飯は、ますます食欲を引き立ててくれそうですね。お米を炊くときにターメリックと少量のバターを一緒に入れるだけで、簡単に作れますよ。

パエリア

パエリアの写真

砂抜きしたあさりの殻と殻をこすり合わせよく洗い、白ワインと共に火にかけます。あさりの口が開いたらザルに取っておきます。フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにく、玉ねぎを加えよく炒めます。シーフードミックスを追加し、さらに米(洗わない)、ターメリック、塩コショウを加えます。米が少し透き通るまで炒めたら、取っておいた蒸し汁を加え、飾り用の有頭エビ、あさり、パプリカを散らします。中火でフツフツするまで熱したら、弱火に変えましょう。しっかり蓋をして約20分加熱したら、完成です!最後に串切りのレモンを添え、パセリを散らせばより本格的になりますよ。
鮮やかなターメリックの黄色とエビの赤色が、なんとも美しいですね。

まとめ

私たちの普段の料理にもなじみ深いスパイス、①ナツメグ②クローブ③クミン④ターメリックの4つをチョイスし、活用レシピをご紹介してまいりました。王道の使い方の他、意外な使い方に驚かれた方もいらっしゃるかと思います。

「この料理にはこのスパイス」といった使い方ではなく、「肉料理と相性が良いスパイス」「乳製品と相性の良いスパイス」「デザートと相性の良いスパイス」などのように覚えると、メニューバリエーションが広がりますよ。

・ナツメグ:肉料理や乳製品の臭み消しに
・クローブ:肉料理の臭み消しに、ドリンク、スイーツの香りづけに
・クミン:肉料理やカレー風味をつけたい料理全般に
・ターメリック:黄色味をつけたい調理全般に

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