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  • コラム
  • 2021/10/26

世界のスープを見てみよう!

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ボルシチの写真

みなさんはどんなスープをよく飲みますか?

日本の誇る「味噌汁」を始め、世界にはたくさんのおいしいスープがありますよね。普段何気なく飲んでいるスープも、実はその国の歴史や特色が活かされているのですよ。

食欲がないときでも簡単に栄養がとれたり、体を温めてくれるスープ。今回は、意外と知らない世界のスープをご紹介します。ご当地スープの魅力を知って、世界の食を楽しみましょう!

ヨーロッパで生まれたスープの文化

世界のスープのイメージ画像

今では世界中で飲まれているスープですが、その始まりは今から500年以上も前のヨーロッパにあったといわれています。もともとは汁に浸したパンのことを「スープ」と呼んでいたのだとか。焼いてから時間のたったパンは硬くてそのままでは食べられなかったため、汁などにつけて柔らかくしてから食べていたそう。やがてパンではなく汁のことを「スープ」と呼ぶようになったのです。当時のスープは肉や野菜、硬くなったパンなどを一緒に煮た「ごった煮」のようなものだったそうですよ。

その後、フランス語で「鍋」という意味の「pot(ポット)」という言葉が派生した「ポタージュ」が登場しました。今ではとろみのあるスープをポタージュと呼ぶイメージですが、もともとは鍋で煮込んだスープを全てポタージュと呼んでいたのですね。

さらに時がたつと、フランス語で「完成された」という意味の「consomme(コンソメ)」が登場します。野菜や肉などのたくさんの具材を長い時間かけて煮込み、旨味だけを抽出した透き通ったスープのことをコンソメと呼びますよね。たくさんの手間と時間をかけて作られた、まさに完成されたスープが人気を集めるようになっていったのです。

英語やフランス語で、スープは「飲む」ものではなく「食べる」ものだそう。もともとは汁に浸したパンのことをスープと呼んでいたからなのですね。さらに今でもオニオンスープにはパンが入っていたり、「クルトン」というパンをスープに入れたりするのも、昔の名残があるからなのだとか。私たちも知らず知らずのうちに、ヨーロッパの文化を受け継いでいたなんて面白いですよね。

世界のご当地スープをご紹介

ヨーロッパから生まれたスープの文化は世界中に広がり、今では国ごとの食材や調理方法で作られています。日本でもスープ専門店ができたり、インスタントでもおいしいスープが飲めたりと、さらに身近なものになっていますよね。ここでは世界のご当地スープの魅力をお伝えしていきます。

ロシア【ボルシチ】

ボルシチの写真

ロシアの家庭料理として人気の「ボルシチ」は、もともとウクライナの郷土料理として食べられていました。寒さの厳しい地域では、体の温まる煮込み料理のひとつ。「飲む血液」とも呼ばれるほど栄養価の高い「ビーツ」という野菜を使ったスープです。牛肉や玉ねぎなどの野菜と一緒に煮込み、「スメタナ」と呼ばれるサワークリームを添えて食べます。赤いスープが印象的なボルシチは、調味料をたくさん使わずに素材の味を楽しむスープです。

タイ【トムヤムクン】

トムヤムクンの写真

トムヤムクンは「辛味・酸味・甘味」が見事に調和されたタイの伝統料理です。ココナッツミルクを使ったこってり味の「トムヤム・ナムコン」と、ハーブなどを中心に使ったあっさり味の「トムヤム・ナムサイ」の2種類があります。エビをメインに使うことが多いですが、鶏肉や豚肉などをいれてもOK。レモングラスやナンプラー、パクチーなどタイの食材を使ったスープで、麺を入れて「トムヤムクンヌードル」として食べるのも人気です。タイの定番メニューとして日本でも人気が高まっています。

フランス【ポトフ】

ポトフの写真

大きく切った野菜やソーセージなどをコンソメスープでじっくり煮込んだポトフ。フランスの家庭料理として食べられていて、マスタードを添えて食べるそうです。日本ではベーコンやソーセージを入れますが、フランスでは牛肉の塊をそのまま使うのが一般的なのだとか。長時間コトコト煮込むため、具材はあえて大きく切って煮崩れを防ぎます。本場フランスでは、肉の臭み消しにハーブを使うこともあるそうですよ。

スペイン【ガスパチョ】

ガスパチョの画像

太陽の国スペインで生まれたトマトを使った冷たいスープです。ガスパチョはもともと、農夫や羊飼いが過酷な暑さの中で栄養と水分を補給するために作られたそう。トマト以外にもたくさんのフレッシュな野菜を使うガスパチョは「飲むサラダ」とも呼ばれるほど、栄養満点でヘルシーなスープです。スペインではお家でもよく作られる定番のメニュー。暑い夏にもさっぱりと食べられるガスパチョは、夏バテのときにもおすすめのスープです。

フランス【ブイヤベース】

ブイヤベースの写真

フランス南部の港マルセイユが発祥の地となっている「ブイヤベース」。もともとは漁師たちが売るのに不向きな魚を家庭に持ち帰って、スープにして食べたのが始まりだそう。地中海沿岸で獲れた地魚を4種類以上使って作ること、サフランを使って作ること、など本場では様々な定義があるそうですよ。今では家庭料理から高級レストランまで、いろいろな場面で食べられるフランスを代表するスープになりました。魚の旨味が凝縮されたブイヤベース、フランスに行ったらぜひ一度は本場の味を食べてみたいですね。

イタリア【ミネストローネ】

ミネストローネの写真

イタリアの家庭料理として昔から食べられている「ミネストローネ」。玉ねぎやセロリなどの野菜や豆を入れてじっくり煮込んで作られるスープです。トマトスープというイメージが強いですが、イタリア語で「具沢山のスープ」という意味のミネストローネは、地域や季節によって使う食材も様々なのだとか。コンソメと塩・こしょうのシンプルな味付けで、素材の味を楽しむスープです。

アメリカ【クラムチャウダー】

クラムチャウダーの写真

アメリカの中でもイギリス系の人種が多い「ニューイングランド地区」という場所で生まれたスープ。クラムチャウダーの「クラム(Clam)」とは「二枚貝」という意味。日本ではあさりを使うことが多いですが、アメリカではホンビノス貝という種類の貝を使うそうです。地域によって作り方が違うのも特徴で、私たちがイメージする白いスープのクラムチャウダーはニューイングランド風。他にもトマトベースの赤いスープが特徴のマンハッタン風や、魚介ベースの透き通ったスープが特徴のロードアイランド風などの種類があるそうですよ。

世界三大スープとは

世界のスープ料理の中でも、特に有名な3つのスープを「世界三大スープ」と呼ぶことを知っていましたか。とはいってもはっきりとした決まりがあるわけではなく、世界中のグルメな方たちが言い始めたそうで、具体的に誰が決めたのかはわかっていないそう。

中国の「フカヒレスープ」、タイの「トムヤムクン」、フランスの「ブイヤベース」、ロシアの「ボルシチ」をまとめて世界三大スープと呼んでいます。そう、実は「三大スープ」といいつつ4つあるのですね。世界中にはおいしいスープがたくさんあり、3つには絞りきれないことや、みんな自分の国のスープに自信があることから4つになっているのだとか。その土地ならではの食材を使ったおいしいスープが世界各国にあるということですね。

まとめ

国によってスープにも特徴があって面白いですよね。その国のものを食べることで、食材のルーツや背景も知ることができます。世界中のスープを日本でも食べることはできますが、やはりその場所に行って「本場のスープ」を一度は味わってみたいものです。海外旅行に行った際には、その国のスープを飲んでみるのもひとつの楽しみ方かもしれません。ぜひ世界のいろいろなスープを食べてみてくださいね。

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