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  • 2022.11.22

ハラルフードとは?ヴィーガンとの違いも解説

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ハラルフードとは、イスラム教徒の人たちが食べられるもの。イスラムでは宗教的な理由で食べることを禁じられているものがあるのです。世界には他にもたくさんの「食のスタイル」がありますよね。なんとなくイメージはあるけど詳しくは知らないという方も多いはず。

そこで今回は、この「ハラルフード」についてご紹介していきます。イスラム教の考え方なども丁寧に説明しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ハラルフードとは

「ハラルフード」という言葉自体初めて聞く方も多いのではないでしょうか。ハラルとは、イスラム教徒の人たちが行っている食事のルールのようなもの。まずはハラルフードについて学んでいきましょう。

ハラル=許されている

モスクの画像

「イスラムの教えに従って許されるもの・こと」を「ハラル」といいます。食品だけに限らず、行動や生活に関わることなどにも決まりがあり、イスラム教徒の人たちはこの決まりを守らなければなりません。

反対に「イスラム教で禁じられているもの・こと」を「ハラム」といい、食べてはいけないものや禁じられている行動があります。たとえば、嘘をついたり他人の物を盗んだりする行為。これらはハラムにあたり、神の考えに背くこととされています。

また「ハラルとハラムの判断がつかないもの(疑わしいもの)」は「シュブハ」と呼ばれ、できるだけ避けたほうがいいとされています。畜方法が不明な鶏肉や牛肉、みりんや料理酒などがシュブハにあたります。

「ハラルフード」とは、イスラム教徒の人が「許されている食品=食べることができるもの」という意味なのですね。最近では、観光で日本を訪れるイスラム教徒の人たちも増えてきました。お互いのルールや違いを知ることで、交流が深まることもあるはず。ちょっとした知識でも覚えておけば、役立つ日がくるかもしれませんね。

イスラム教の考え方

コーランの写真

世界三大宗教のひとつであるイスラム教は、7世紀初めにサウジアラビアでできた宗教です。イスラム教では神様のことを「アッラー」と呼び、アッラーの教えに従って生きていきます。毎日礼拝をすることや一定期間の断食、服装や食事にはルールがあり、これらはアッラーの言葉が書かれた「コーラン」という書物に記されているのです。

またイスラム教を信仰する人たちのことを「ムスリム」と呼びます。ムスリムの人口は世界に約20億人。インドネシアやパキスタンなどの中東、さらにアジアにもたくさんのムスリムが住んでいます。

宗教に関する話題はセンシティブな部分もあるので、普段人と話す機会が少ないかもしれません。日本人にはあまりなじみのない宗教かもしれませんが、どんな違いがあるのか理解することはとても大事なことですよね。興味のある方はさらに自分で調べてみてはいかがでしょうか。

ハラルフードが注目されているのはなぜ?

サラダの写真

イスラム教は、キリスト教に次いで世界で2番目に信仰者の多い宗教。今後もさらにその人口は増えると予想されています。ハラルフードを日本で食べられることで、日本を訪れる世界中の人が「おもてなしの文化」を感じてくれたら嬉しいですよね。

さらにハラルフードは「健康食」としても注目されています。ハラルフードで全面的に禁止されているのは「豚肉」と「アルコール」。とくに豚肉については厳しいルールがあり、豚のエキスが含まれているスープや豚を調理した器具を使うことも禁じられています。

ハラルフードは食材そのものだけでなく、その食材が育つまでの過程や料理ができるまでの工程も厳しくチェックする必要があるのです。そのため「安全で栄養価が高い食べ物」といわれることも。

ただし「豚肉を使ってないからヘルシー」というわけではなく、「生産過程に気をつかって作られている」というイメージの方がいいかもしれません。ハラルフードは単なる好き・嫌いの問題ではなく、宗教的な問題でルールが作られている、ということは忘れないでくださいね。

ハラルとハラムの食べ物

イスラムには「ハラル=許されている」「ハラム=禁じられている」という教えがありましたね。ここでは、具体的にどんな食べ物がハラルやハラムにあたるのかご紹介していきます。

ハラルな食品(許されている)

ハラルフードのイメージ写真

イスラム教徒の人たちが食べてもいいとされている食べ物(ハラルな食品)の例をあげてみましょう。

・野菜
・果物
・米、麦などの穀物
・きのこ
・豆類
・卵
・乳製品
・魚、海藻類
・鶏、牛、羊肉(イスラム法に沿った食肉処理がされているものに限る)

意外にも食べられるものが多いと感じたのではないでしょうか。実はこのハラルとハラムには細かいルールがたくさんあるため、一概に全てOK・NGといえないのが難しいところなのです。

たとえば、野菜でも豚のふんを含んだ肥料で作られているものはNG、魚でも豚由来のエサを食べて育ったものはNGなど、気をつけなければいけない部分はたくさんあります。さらに国や地域によって解釈が異なる場合も。

厳しいチェックに合格したものには「ハラル認証」というマークがついているので、ぜひみてみてください。「ハラル」を意識するよりも「ハラム」を意識した方がわかりやすいかもしれません。

ハラムな食品(禁止されている)

ハラム食品のイメージ写真

では、イスラム教徒の人たちが食べるのを禁止されている食べ物(ハラムな食品)はどんなものがあるのでしょうか。

・豚肉
・ソーセージやベーコンなど豚肉を使った加工食品
・とんこつスープやラーメンなど豚肉エキスや油を使ったもの
・アルコール
・イスラム法に従って処理がされていない食肉

やはり気をつけるポイントは「豚肉」と「お酒」。神であるアッラーの言葉が書かれた「コーラン」にそう書かれています。イスラム教では「豚は不浄なもの」とされているため、体内に入れることは一切禁止です。

また牛や鶏などの肉を食用に解体するときには、ムスリムの人が行わなければなりません。さらに処理するときには、その生き物が「生きている状態」であることも大事なポイント。イスラムでは死肉を食べることが禁じられているため、解体前に血抜きがされていない家畜なども食べることはできません。

ヴィーガンとの違いとは

ヴィーガンのイメージ写真

最近ではヴィーガンやベジタリアンなど、決められた範囲の中で食事をとる人も増えてきましたよね。世界には様々な食のスタイルをもった人たちがいます。自分とは違うライフスタイルや考え方を知って、お互いの理解を深めてみてください。

考え方にも目を向けよう

ヴィーガンのイメージ写真

「ヴィーガン」とは、肉・魚・卵や乳製品などの動物性食品を食べない人のこと。「完全主菜主義者」とも呼ばれ、野菜や豆類など植物由来の食品だけを選んで食べます。健康のため、環境のためなど、始める理由は人それぞれですが、自分でその生活を選択している人がほとんどです。

一方「ハラルフード」とは、宗教的な理由で食べるものを選択しています。食べられる範囲はヴィーガンよりも広く、牛や鶏などの肉、魚、乳製品などもOKでしたよね。

もちろん食べられる食品にも違いはあるのですが、ヴィーガンやハラルフードを取り入れている人たちの考え方にも注目してみてほしいのです。

たとえば、ヴィーガンの中には食べ物だけでなく洋服や化粧品などの日用品も「動物性のものは使わない」という人もいます。これは動物愛護や環境のことを考えて生活している結果のひとつです。

食べることもまたライフスタイルのひとつ。「なぜその人がそのライフスタイルを選択しているのか?」という背景を知ることで、よりお互いのことを理解できるのかもしれません。

世界の食を知ろう

食のイメージ写真

世界にはこだわりをもった食生活をしている人たちがたくさんいます。その食生活を始めるきっかけは人それぞれですし、どんなものを食べるのかもその人次第。自分にとっての「当たり前」が、その人にとっては当たり前ではないかもしれません。

海外に目を向けてみると新しい発見がたくさんありますよね。いろいろな食のスタイルを知ることで、「こんな考え方もあるのか」と思うことがあるはず。そのスタイルが「良い・悪い」ではなく、まずは知ることから始めてみてくださいね。

まとめ

食べることってとても幸せな時間ですよね。食べ物は自分の体に入るものですから、もちろんみんなこだわりをもっています。そのこだわりを強制したり否定するのではなく、理解して受け入れてみてください。知ることでもっと食の世界が広がるのではないでしょうか。

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