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近年は各都道府県で特色のあるブランドいちごが誕生するなど、いちごの新品種の開発に余念がありません。

日本には、いったいどれくらいの種類のいちごがあるのでしょうか。

本記事では、話題の白いちごを含む、日本全国の人気のいちごを18種をピックアップし、特徴についてまとめました。さらに記事の後半では、おいしいいちごを見分けるポイントも紹介しています。

暖かくなり、お出かけやいちご狩りを計画されている人も多いと思いますので、ぜひ参考にしてください。

いちごの品種は300種類以上!新しい品種も次々と誕生

いちごは世代交代が比較的早く、10~20年で次々に新しい品種が誕生します。そのため、いちごの品種は300種類を超えるとも言われています。

いちごは一般的に1月からシーズンが始まり、5月上旬頃までと旬が長いです。気温の低い東北地方や北海道では、6~7月頃までいちご狩りが楽しめます。

いちごの3大ブランドの品種

かつては「女峰」や「とよのか」が主力品種でしたが、今は世代交代が行われ、「とちおとめ」「紅ほっぺ」「あまおう」が3大ブランドとなっています。

とちおとめ

【産地】栃木県
【シーズン】12月~5月

栃木県はいちごの全国シェアNO.1。なかでもとちおとめは、東日本のシェア1位を獲得している品種です。「栃木」と「乙女」が名前の由来になっています。

根強い人気の秘密は、その安定した味と収穫量。日本全国のスーパーで見ることのできるいちごです。

サイズは大きく、果皮・果肉ともに鮮やかな赤色をしています。糖度が高く、酸味も程よくあるため、まさに非の打ち所がありません。

紅ほっぺ

【産地】静岡県
【シーズン】1月~5月

紅ほっぺの特徴は鮮やかな赤色。果皮はもちろん、果肉の中心部まで淡い赤色に染まります。甘味と酸味の両方がしっかりしており、いちごらしい甘酸っぱさを堪能できる品種です。果実も大ぶりで、いちご狩りでも人気の品種です。

この鮮やかな赤色と、ほっぺが落ちるようなおいしさが、紅ほっぺという名前の由来になっています。日本を代表するブランドいちごと言えるでしょう。

あまおう

【産地】福岡県
【シーズン】12月~5月

「あまおう」の名は「あまい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字を取ったもので、公募によって命名されました。「甘いいちごの王様になれるように」との願いも込められているそうです。

あまおうは20gを超える大粒のものが多く、丸みを帯びたかわいらしい形をしています。甘味と酸味のバランスや鮮やかな赤色など、3大ブランドにふさわしい高品質のいちごです。

有名ないちごの品種12選

次に、いちご狩りでも人気のある各県の有名ないちごを見ていきましょう。

もういっこ

【産地】宮城県
【シーズン】12月~5月

もういっこは鮮やかな赤色をしたいちごで、比較的日持ちするのが特徴です。「もういっこ」という名前は、そのおいしさについつい「もう1個」食べたくなることから命名されました。

形は円錐形をしており、サイズも大きめ。粒がしっかりしているので、ケーキやパフェなどのトッピングにも向いています。

スカイベリー

【産地】栃木県
【シーズン】12月~5月

スカイベリーは「打倒あまおう」を目標に生み出された品種です。「大きさやおいしさ、そして美しさが空に届くようなすばらしいいちごになってほしい」という願いを込めてスカイベリーと名づけられました。

驚くべきはその大きさ。1粒25gを超えるものが多く、きれいな円錐形で色も濃く、美しいいちごです。日持ちもよく、病気にも強く、果汁が豊富で甘みと酸味のバランスもよいとあって、とちおとめに並ぶ栃木の2大ブランドいちごになりました。

やよいひめ

【産地】群馬県
【シーズン】12月~5月

やよいひめは、群馬県いちご品評会において、初出品ながら金賞を受賞したいちごです。

濃厚な甘みとまろやかな酸味が絶妙の、大ぶりでジューシーないちごです。

いちごは3月以降、気温の上昇とともに品質が低下しやすくなります。しかし、やよいひめは気温が上がっても高い品質を維持できるのが特徴。まさに「弥生(3月)」の「姫」の名にふさわしいいちごです。

あまりん

【産地】埼玉県
【シーズン】12月~5月

あまりんは比較的大玉の品種で、きれいな円錐形したいちごです。鮮やかな赤色で甘味が強く、酸味はおだやかなのでいちご狩りでも人気の品種です。

あまりんという名は、埼玉県出身の落語家である林家たい平さんによって命名されたそうです。

章姫

【産地】静岡県
【シーズン】12月~5月

章姫は縦長の円錐形をしているのが特徴で、シュッとした見た目をしています。甘みが強く酸味は少なめで、果実もやわらかめ。口当たりがよく、小さなお子様でも食べやすいいちごです。

長きにわたり静岡県の主力品種だった章姫ですが、「紅ほっぺ」や「きらぴ香」の開発により流通量は減少しました。とはいえ新品種が登場しても人気は健在で、静岡県を代表するいちごです。

ゆめのか

【産地】愛知県
【シーズン】12月~5月

「みんなの夢が叶うおいしいいちご」という意味を込めて名づけられた、ゆめのか。それまで愛知県の主力品種であった「とちおとめ」や「章姫」の弱点を補ういちごとして開発されました。

大きさ、酸味と甘味のバランス、ジューシーな果汁、鮮やかな赤色と、どれをとってもバランスのよいいちごです。

かおり野

【産地】三重県
【シーズン】11月~5月

かおり野の特徴は、なんといってもその上品でさわやかな香り。酸味は穏やかでやさしい甘さがあり、風味豊かないちごです。

果皮は明るい赤色である一方、果肉は中心部まで真っ白なので、カットしたときの赤と白のコントラストが美しい品種です。

あすかルビー

【産地】奈良県
【シーズン】12月~5月

奈良県の「飛鳥」と、光沢のある美しさを「ルビー」に見立てて命名されたあすかルビー。

粒は大きめで果汁が多く、丸みを帯びた円錐形が特徴的です。カットしたときの果肉は白と赤の両部分があり、美しい模様をなしています。糖度も高めで甘みがあり、香りも強い品種なので風味豊かないちごです。

女峰(にょほう)

【産地】香川県
【シーズン】12月~4月

女峰は1990年代後半まで東日本の代表品種だったいちごで、全国的に大きなシェアを占めていました。

もともとは栃木県で作られた品種ですが、とちおとめの開発とともに生産量は減少。今では生産量のほとんどを香川県が占めています。

酸味がやや強いため、ジャムに適した品種です。サイズは小ぶりながらも味が濃く、香りも強いため1粒でも満足感を感じられます。

さがほのか

【産地】佐賀県
【シーズン】1月~5月

名前に「さが」がつくことからも伺えるように、佐賀県生まれのいちごです。甘味が強く酸味はおだやかで、果汁が多いのが特徴です。

さがほのかは、ほかのいちごと比較するとやや香りが強いので、フワッと香るいちごの芳香を楽しみましょう。

おいCベリー

【産地】佐賀県・長崎県
【シーズン】12月~5月

おいCベリーの一番の特徴は、ビタミンCの含有量が非常に多いこと。100g中に約87mgのビタミンCを含んでおり、約7粒で成人に必要な1日分のビタミンCが摂れます。

やや縦長の円錐形でサイズは比較的大きく、香りもよいです。甘みと酸味のバランスがとれたいちごです。

ゆうべに

【産地】熊本県
【シーズン】11月~5月

ゆうべには、かつて熊本県を代表するいちごであった「ひのしずく」の後継種です。ひのしずくは12月の収穫高が少なく、そのやわらかさから傷みやすかったため、その弱点を補うために開発されました。

ゆうべには11月頃から収穫できるため、クリスマスシーズンに市場に出回ります。鮮やかな赤色が美しく、大粒で粒ぞろいもしっかりしているため、ケーキのトッピングにもピッタリのいちごです。

白いいちごの品種3選

最近話題の白いちご。「甘いの?」と思われるかもしれませんが、一般的な赤いいちごと同じくらいしっかりとした甘さがあります。

桃薫(とうくん)

【産地】長崎県・茨城県
【シーズン】2月~5月

桃薫は名前に「桃」が含まれるとおり、桃に似た芳香をもつ珍しいいちごです。桃の香りのほかにも、ココナッツやカラメルのような甘い香りを放ちます。甘味と酸味が調和した、風味豊かないちごです。

果皮はピンクを帯びた白色で、熟しても赤くならないのが特徴です。果肉も中心まで真っ白で、贈答用にも人気の高級いちごです。

パールホワイト

【産地】奈良県
【シーズン】12月~4月

パールホワイトは白いちごの中でもひときわ白い品種で、熟しても真っ白なのが特徴です。

つぶつぶの部分のみが赤くなるので、白い果皮と赤のつぶつぶの見た目がなんともかわいらしいいちごです。

パールホワイトは酸味が少なく、ほどよい甘味と香りがあります。かためでしっかりしているので、傷みにくく贈答用にもピッタリです。

淡雪

【産地】鹿児島県
【シーズン】12月~4月

淡雪は、桃薫に似た見た目の白いちごですが、果肉の色が大きく違います。桃薫は熟しても果肉は赤くなりませんが、淡雪は熟すると果肉もピンクに色づきます。

酸味はおだやかで、しっかりした甘味があります。果皮はかためで白いちごの中では比較的安価なので、贈答用にも人気の品種です。

おいしいいちごの見分け方

甘くておいしいいちごを見分けるには、「色づき」「ヘタ」「香り」の3点に注目してみましょう。

ヘタの根本まで赤く染まっており、果実全体が鮮やかな赤色をしたいちごは、熟して甘みが強くなっています。白いものはまだ熟しきっていないため、酸味が強いです。

ヘタが反り返るくらいピンとしているいちごは新鮮な証です。ヘタの色も緑色が鮮やかで濃いものを選びましょう。

熟したものは「いちごらしく甘く芳醇な香り」がするので、見た目だけでなく香りもチェックしてみるとよいでしょう。

一番甘いのは先端

いちごのもっとも甘い部分は先端です。いちごは、先端部から順に熟していくので、ヘタの部分よりも先端の方に糖分が集中しています。

多くの人がいちごのヘタを持って先端から食べるかと思いますが、ヘタの方から食べ進めていくと、より甘さを感じられるのでおいしくいただけますよ。ぜひ試してみてください。

まとめ

各都道府県が試行錯誤して開発したいちごは、どれも魅力的でしたね。

まだまだ紹介したいおいしいいちごはたくさんあるのですが、今回は残念ながらここまで…。

お出かけの際は、本記事で紹介したおいしいいちごを見分けるポイントを参考に、甘くておいしいいちごをゲットしてくださいね。

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SHIHO

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Webライター。内面からの美容や健康に関心があります。読者の皆さんにとって有益な情報をお届け出来るよう頑張ります♡
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