日本のスープと言えばお味噌汁。miso soupの名で世界的にも有名ですよね。
ところで皆さんは、世界三大スープってどのスープのことか答えられますか?そもそも、世界にはどんなスープがあるのでしょう?
「外出自粛が続いていてどこにも出かけられない…」外食や旅行を我慢している方も多いと思います。
そんな鬱憤を少しでも晴らすべく、今回はスープをテーマに世界旅行をしてみましょう♪
スープは世界中で愛される「家庭の味」
皆さんはどんなスープをよく飲みますか?味噌汁・コーンスープ・卵スープ・わかめスープ…パッと浮かぶだけでも色々なスープがあります。
ジャンルで考えてみても和食から洋風・中華・エスニックと、あらゆるジャンルでスープは存在しますよね。
そう、スープとはどの国にも存在する言わば『家庭の味』。基本的な作り方はあれど、家庭によってレシピが違うことも自然です。
「幼い頃よく食べていたお母さんのスープの味が忘れられない」というのは、国が違ってもきっと同じ感覚なのでしょう。
スープは名脇役であると同時に、時にはメインディッシュになることもあります。国が違えばそんな故郷の味も実にさまざま。
次項から計10か国のスープを順番にご紹介していくので、さっそく見ていきましょう!
世界のご当地スープ
アメリカ:クラムチャウダー
まずご紹介するのはアメリカから。トロっとしていてまるでシチューのような、ご馳走感のあるクラムチャウダーです。
ポピュラーなのは白いクラムチャウダーですが、実はトマトを使った赤いクラムチャウダーもあるんですよ(マンハッタン・クラムチャウダーと呼ばれます)。
日本ではアサリを入れて作るのが一般的ですが、本場ではホンビノスガイという貝を使用して作るのが一般的です。
フランス:ブイヤベース(世界三大スープ①)
南フランスの港町、マルセイユ発祥の魚介スープであるブイヤベース。世界三大スープの1つ目はこちらです。
元々は売り物にならない魚をスープにして食べたのが始まりなんだそうですよ。本場マルセイユにはなんと「ブイヤベース憲章」なるものが存在するとか。
使用する魚の種類から、最低何種類以上入れる・スープの取り方は具体的にこうするなど、細かい定義が設けられているそうです。
さすが自国愛が強いフランスらしいですね。
フランス:~番外編~ポトフ
フランスにはもうひとつ伝統的なスープがあります。そう、ポトフ。私たちにも馴染み深いのはこちらかもしれませんね。
大きくカットしたソーセージや野菜を丸ごとじっくり煮込んだ家庭料理です。荷崩れしないように大きい素材をそのまま使います。
これはもう、立派なご馳走スープですね。
イタリア:ミネストローネ
名産であるトマトを使ったイタリアのスープ。イタリア人にとってトマトは本当に欠かせない食材のようですね。
基本の材料は、トマト・ニンニク・タマネギ、そしてオリーブオイルとブイヨンですが、厳密な決まりはなく家庭ごとにも具材はさまざまだそう。
なんだか味噌汁の具の感覚と似ていますね。
ちなみにイタリアではミネストローネ以外にも「ズッパ」「ミネストラ」という代表的なスープがあるんですよ。
ハンガリー:グヤーシュ
ハンガリーはパプリカが名産。元々グヤーシュは大きなお鍋で肉やパプリカなどの野菜を煮込んだアウトドア料理が起源で、屋外のイベントでもよく見かけます。
牛肉とパプリカパウダー、タマネギ、ジャガイモなどの野菜をじっくりと煮込んで味を整えれば出来上がりです。
色鮮やかなグヤーシュは、食卓に並べても彩りを添えてくれそうですね。
ロシア:ボルシチ
ビーツと呼ばれる鮮やかな赤色をした野菜で作るボルシチ。ゴロっとしたお肉や野菜を使った具だくさんのスープです。
シベリア風・ウクライナ風・モスクワ風など、地方によりそれぞれ特徴が異なります。
発祥はウクライナと言われていますが、ロシアのものが一般的となりました。
最後にサワークリームをトッピングするのも特徴。酸味のある見た目にもおしゃれなスープです。
タイ:トムヤムクン(世界三大スープ②)
世界三大スープの2つ目はタイのトムヤムクン。「トム」=煮る、「ヤム」=混ぜる、「クン」=エビのことを指します。
酸味と辛み、そしてレモングラスの風味が特徴的なスープです。
酸味のあるスープということで好き嫌いは分かれますが、タイ料理店では必ずメニューに載っていますよね。
スペイン:ガスパチョ
燦々と照りつける太陽が眩しいスペインのスープは、トマトベースの冷製スープ、ガスパチョ。
トマトやキュウリなどの夏野菜とパンをミキサーにかけて作ります。暑い国ならではのスペインらしい、夏にぴったりのスープですね。
でも実は、トマトを使わない赤くないタイプのガスパチョもあるんですよ。
中国:ふかひれスープ(世界三大スープ③)
高級料理としても有名な、とろみと塩味と旨味がおいしいふかひれスープ。
実は主役のふかひれには味は全くなく、食感を楽しむだけのもの。あのおいしい味わいは鶏ガラスープや筍など、ほかの食材から来ているのです。
そしてなんと、ふかひれは日本産がほとんどなんだそうですよ。
丁寧に手間暇かけてとった出汁が、丁寧に下処理をしたふかひれに命を吹き込んでこのスープが出来上がるのです。
韓国:参鶏湯
韓国では珍しい、辛くないスープの代表格、参鶏湯。
若鶏の中に高麗人参・にんにく・栗・もち米・松の実等を詰めて煮込んだ料理で、薬膳料理としても有名です。
沸騰させないように丁寧に長時間コトコト煮込んだ参鶏湯は、食べる頃には具がホロホロに。身体にも良さそうなうえにとってもおいしいので、私も大好きなスープのうちのひとつです。
韓国の厳しい寒さの冬に、身体を温め風邪などをひかないようにと生まれたスープです。
日本:味噌汁
日本が世界に誇るスープは味噌汁。
ご家庭や時期によって入れる具はさまざまなので、実にたくさんのバリエーションのお味噌汁が存在するはずです。
発酵食品である味噌の力は、近年世界的にも注目を集めていますね。味噌を手作りする外国人の方も増えてきているようですよ。
コスモス食品ではお味噌汁はもちろん、スープのラインナップを豊富にご用意しています。
こだわりの食材を使った具沢山のお味噌汁に加え、トムヤムクンやミネストローネなど、先ほどご紹介した世界のスープも取り扱っています。
お湯を注ぐだけで簡単においしいスープが楽しめますよ。素材にこだわり、化学調味料ももちろん無添加。
『愛する人に食べてもらいたい』『ひと手間かけたお料理を皆様に』そんな思いを込めたフリーズドライ食品です。
ぜひ覗いてみてくださいね。
お味噌汁のラインナップはこちらから。
スープのラインナップこちらから。
まとめ
皆さんのお気に入りのスープは見つかりましたか?
グヤーシュやボルシチなど少し珍しいスープも盛り込んでみたので、もしかしたら「初めて聞いた!」という方もいらっしゃったかもしれません。
北欧やアフリカ、南米にもご当地スープは数多く存在するのでもっとご紹介したかったのですが、あいにく書ききれませんでした。残念…。
また自由に出かけられるようになったら、各国の伝統的なスープを食べに出かけてみたり、その本場で味わってみたりするのもいいですね。
せっかくおうち時間が増えた今だからこそ、手作りしてみるのも楽しいかもしれません。
「どんな背景でこのスープが生まれたんだろう?」
「なぜこのような味付けなんだろう?」
そんなことを考えながら味わうと、歴史的な背景やお国柄などが見えてきておもしろいですよ。
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