サウナシリーズ第3回。
ここまで読んでくれた方は、サウナの知識もだいぶついてきたのではないでしょうか。
今回は、だんだんとサウナに行く回数が増えてきた!もう普通にサウナに行くだけじゃ物足りない!という方のための「サウナ上級者編」です。
さらにサウナに詳しくなってサウナ〜の仲間入りをしましょう!
目次
サウナ〜におすすめ!サウナグッズをご紹介
サウナ初心者はもう卒業した!というあなたへ。ここではサ活をもっと楽しく快適にしてくれる「サウナグッズ」をご紹介します。サウナ上級者への道をどんどん進んじゃいましょう!
ヴィヒタ
ヴィヒタとは白樺の若い枝葉を束ねたもの。サウナで温まった体をヴィヒタで叩くことで、血行促進や肌のひきしめ効果があります。サウナによってはヴィヒタが備わっているところや、売っているところも。自分のヴィヒタが持ち込みOKかどうかも、事前にチェックしておくといいですね。
天然のミネラルやアミノ酸を豊富に含む白樺は、疲労物質の排出を助け、肌にハリを与えてくれます。新緑のさわやかな香りをもっているので、リラックス効果もあるそう。水風呂に浮かべたり、サウナ内につるすだけでも、すっきりとした気持ちにさせてくれます。
サウナハット
サウナハットとは名前の通りサウナの中でかぶる帽子のこと。熱いサウナの中は乾燥しているため「髪の毛を乾燥から守る効果」があります。また、サウナの熱さから頭を守ってくれる「のぼせ防止」にも役立つため、サウナ〜からは人気のアイテムです。
サウナハットの素材はウール(羊毛)、リネン(綿、麻)、タオル生地などがあり、それぞれ耐久性や洗い方に違いがあります。最近はかわいいデザインのものもたくさんあるので、サウナの中でもオシャレが楽しめますよ。
サウナマット
サウナマットとはサウナに座るときにお尻の下に敷くマットのこと。もともとマットが敷かれているサウナは多いのですが、他の人の汗がついたところに座るのってなんとなく嫌ですよね。
自分専用マットがあれば、たくさん汗をかいても大丈夫。サウナの中でも快適に過ごせますよね。価格は1000円前後とお手頃で、素材も発泡ポリエチレン、コットン、タオル生地など様々。自分だけのサウナマットを持ってサウナに入ると、ちょっとサウナ上級者になったような気分も味わえるのでおすすめですよ。
サウナフレグランス
熱したアロマストーンにアロマ水をかけて蒸気や香りを楽しむロウリュウ。サウナの醍醐味ともいえるロウリュウですが、全てのサウナに設備が備わっているわけではありませんよね。
そこでおすすめなのが携帯できるロウリュウ「LOYLY」。一度絞ったタオルにアロマ水をつけ、香りのついたタオルで汗をふいたり、場所を選んで扇ぐことで、アロマの香りがただようというもの。小さなコロンに入っているので気軽に持ち歩けますし、プレゼントにしても喜ばれそうです。
ロウリュウのないサウナでも自分の好きな香りを楽しめるというのは嬉しいですよね。サウナは自分だけの空間ではないので、周りの人に配慮しながら使うようにしましょう。
サウナ用語〜上級者編〜
サウナ〜たちの間では当たり前のように使われているサウナ用語。サウナ上級者の会話を聞いていると「何の話をしているのか…」と思うかも。ここでは、そんなサウナ〜たちがよく使う言葉をご紹介します。
ディープリラックス
ディープリラックスとは深くリラックスしている状態のこと。つまり「整う」と同じ意味です。「整う」とは、サウナ→水風呂→外気浴を行うことで、自律神経が刺激されて頭がスッキリとする状態のことです。(詳しくはサウナシリーズ第2回へ(リンク挿入))
ここで注意したいのが、「ディープリラックス状態」と「めまい」は全くの別物だということ。サウナから出たら気持ち悪い、視界がぐるぐるする、ふらふらするなどの症状がある場合は「整っている」のではなく「めまい」が起きているのです。
「めまい」は水分不足や無理をして長時間サウナに入ってしまったときによくある症状。ディープリラックス状態とは、あくまでも「気持ちいい」という感覚で「頭が真っ白になる」などと例えられています。体調には十分に気をつけながら、サウナの醍醐味であるディープリラックスを楽しんでくださいね。
グルシン
「グルシン」とは水温が一ケタの水風呂のこと。一般的な温泉の水風呂は15〜18℃くらいに設定されていることが多いので、グルシン水風呂はかな〜り冷たいということになります。
水温10℃以下なんてふつうに生活していたら入ることはまずありませんよね(笑)サウナ〜いわく、グルシン水風呂はまず「冷たい」よりも「痛い」と最初に感じるとのこと。慣れている人でも30秒つかるのがやっとで、無理をすると体調が悪くなることもあるそうです。
しかしサウナ上級者は、このグルシンにハマって抜け出せなくなる人も多いのだとか。グルシンに入るといつもとは違った「整う」爽快感があるそうですよ。ふつうの水風呂では物足りなくなっている方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ウィスキング
ウィスキングとは、ヴィヒタ(白樺を束ねたもの)を使って体を叩いたりなでたりすること。リトアニアやロシアではマッサージのひとつとして行われています。
ヴィヒタで体を叩くことで血行促進やリラックス効果、殺菌効果などがあります。本場ロシアなどには「ウィスキングマスター」と呼ばれる施術師がいて、マッサージだけでなくサウナの温度管理や「整う」までの流れを導いてくれるそうです。
まだ日本でウィスキングを行っている施設は少ないですが、興味のある方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。もしくは海外で本場のウィスキングを体験してみるのもいいかもしれませんね。
羽衣
羽衣(はごろも)とは、サウナ後の水風呂に入ったときに感じる現象。水風呂に入ると最初は「冷たい」と感じますが、5〜15秒ほどたつと体の表面に膜ができるような感覚になり、冷たいと感じなくなるのだとか。この体を覆っている膜のことを「羽衣」と呼びます。
サウナでほてった体と水風呂の冷たい水が中和されることで羽衣はうまれます。水風呂の中でじっとしているとできる羽衣ですが、他の人が入ってきて水が揺れると羽衣は壊れてしまうのです。一人で水風呂につかれるタイミングがあれば、この繊細な羽衣を感じられるかもしれませんね。
サウナ〜の定番ドリンク
実はサウナ〜の間で人気のあるドリンクがあるのを知っていますか?その名も「オロポ」と「アクリ」。いったいどんな飲み物なのかご紹介していきます。
「オロポ」
オロポとは、オロナミンCとポカリスエットを1:1で割ったドリンクのこと。サウナでたっぷりと汗をかいた後にオロポを飲むというのが、サウナ〜にとっては至福の時間なのだとか。オロポを飲めばサウナ初心者から脱却できるなんて声もあるようですよ。
ポカリスエットに含まれる「ミネラル」、オロナミンCに含まれる「ビタミン」を効率よく摂ることができるため、サウナ後の体にぴったりのドリンクです。最近ではサウナ施設のメニューとしてオロポが売っていることも多いそう。
ポカリスエットとオロナミンCを別々に買って、自分の好きな割合でオリジナルオロポを作るのもおすすめです。サウナに行き慣れてきたら、ぜひ「サウナ後のオロポ」に挑戦してみては?
「アクリ」
オロポと並んでサウナ〜に人気のドリンクが、アクエリアスとリアルゴールドを1:1で割った「アクリ」。発汗で失われた「ミネラル」と「ビタミン」を効率よく補給できるという点はオロポと同じですが、アクリは関西地方でよく飲まれているそうです。
お気づきの方もいるかもしれませんが、オロナミンCとポカリスエットは「大塚製薬」、アクエリアスとリアルゴールドは「コカコーラ」の商品なのですね(笑)アクリの方が見た目の色は薄めですが、飲んでみると味はけっこう似ていたりします。気になる方は、ぜひ飲み比べてみてくださいね。
おすすめのサウナスポット3選
今回ご紹介するのは、普通のサウナとはちょっと違う楽しみ方ができるサウナ施設です。ここへ行ったらもうサウナ沼から抜け出せなくなってしまうかも?ぜひチェックしてくださいね。
【愛知】水温2℃のグルシンが楽しめる「ウェルビー栄」
フィンランドの最北端に位置するラップランドという地域。真夏は2ヶ月以上太陽が沈まず、真冬には太陽の出ない日が1ヶ月以上も続くラップランドでは、サウナ文化が古くから根付いています。そんなラップランドの世界を体験できるのが「ウェルビー栄」です。
室温-25℃のアイスサウナと水温2℃の水風呂は、ラップランドの冷たい外気と湖を再現しているそう。グルシン好きにはたまらない環境ですよね。アイスサウナは水風呂よりもソフトに体を冷やしてくれるため、初心者でもチャレンジしやすいのだとか。
ワンランク上のサウナを楽しみたいという方は、ぜひ本場フィンランドの世界を体験してみては?
【埼玉】ウィスキングが体験できる「おふろcafe utatane」
ヴィヒタを使ったリラクゼーション「ウィスキング」が気軽に体験できるのが、埼玉県さいたま市にある施設「おふろcafe utatane」。手もみ&オイルトリートメントとウィスキングを組み合わせた「サウナトリートメント」という独自のプログラムが受けられます。
丸い樽型のサウナ小屋「バレルサウナ」で、木のぬくもりを感じながらうけるウィスキングはリラックスできること間違いなし。ウィスキングは事前予約が必要で、30分8,580円(税込)となっています。
施設全体がリラクゼーションの場となっているため、サウナ以外にもハンモックや読書、カフェ・ワークスペースなどを楽しむことができます。たまには丸一日、ゆったりとした休日を過ごすのもいいかもしれませんね。
【東京】芸能人も通う高級サウナ「アダムアンドイブ」
六本木駅から歩くこと10分、都会のど真ん中にある24時間営業のサウナが「アダムアンドイブ」です。実は先ほどご紹介したサウナドリンク「オロポ」は、このアダムアンドイブが発祥といわれています。
施設内は休憩所なども完全に男女別となっているので、カップルで行くのには向いていないかも。サウナ室に漫画やスマホ、ドリンクなどを持ち込んでもOKなので、みんなそれぞれの楽しみ方でサウナに入っているそうです。
料金は通常入浴料(7時間)で3,990円、食事はだいたい2000円前後と、一般的なサウナに比べると高級ですが、ちょっと異質な空間が心地いいとサウナ〜からは人気の施設となっています。
自分へのご褒美としてちょっと贅沢がしたい、もっとディープなサウナを体験したいという方はぜひ行ってみてくださいね。
まとめ
どんなことでも最初はみんな初心者ですよね。そもそもサウナはリラックスして楽しむもの。上級者編とはいえ、大事なのは「心地いい」と感じられることです。ぜひあなたにぴったりのサウナの楽しみ方を見つけてくださいね。
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