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生きていく上で必要不可欠な水分。私たちの体の半分以上は水でできています。赤ちゃんであれば、なんと体の約7割が水でできているのだとか。

体にとって大切な水分ですが、普段なんとなく飲んでいるという方も多いのではないでしょうか。
実は飲み物の温度や種類によって、体への効果も変わってくるのです。

そこで今回は、健康にいい飲み物の温度や種類についてまとめてみました。
体のことを考えて飲み物を選んでみると、生活や体調に嬉しい変化もでてくるかもしれませんよ。

どれくらいの量の飲み物をとるべき?

ガラス容器に入ったお水の写真

暑い夏や運動をしたときにはたくさん汗をかくので、積極的に水分をとろうとしますよね。

でも実はあまり汗をかかない環境にいるときでも、皮膚や呼吸、排便により自然と水分を失っているのです。その水分量はなんと1日で2〜2.5ℓにもなるのだとか。もちろん仕事で汗をかいたり趣味で運動をすれば、もっとたくさんの水分が使われることになります。

1日にとる水分の量は「1.5〜2ℓ」が理想といわれています。
そんなにたくさん飲めないと思う方もいるかもしれませんが、こまめに水分をとることを意識すればクリアできない数字ではありませんよ。
体内の水分は常に失われているため、一気にまとめてとるのではなく、少しずつとることが大事です。

また水分を体に取り込む方法は食事と飲み物の2通り。
あまり意識したことがないかもしれませんが、食事からも水分はとれているのです。
特にお味噌汁やスープなどの汁物や、スイカ・いちごなどのフルーツには水分が多く含まれるので積極的に食べるのがおすすめ。

飲み物をこまめに飲む習慣がない方や苦手な方は、食べ物から水分補給できることも覚えておきましょう。

飲み物の温度に注目してみよう

ペットボトルに入ったお水の写真

暑い夏には冷たい飲み物、寒い冬には温かい飲み物を飲みたくなりますよね。
最近では「水は常温で飲むことが健康にいい」とよくいわれていますが、全ての飲み物を常温で飲まなければいけないわけではありません。

おいしく感じるために適した温度もありますし、飲み物の温度によって体への影響が変わってくることを知っておけば大丈夫ですよ。
それぞれの温度で、どんなメリットやデメリットがあるのかみていきましょう。

温度による効果の違い

20〜35℃の温度が常温。飲んだ時に少しぬるいと感じるくらいの温度で、水道からでてくる水温がだいたいこのくらいです。
常温のメリットは体への負担が少なく、ゆっくりと吸収してくれること。体に優しいので日頃からの水分補給として飲むには一番おすすめです。

でも「ぬるい飲み物」ってあまりおいしくないイメージですよね。
水やお茶は慣れてしまえば気にならなくても、ビールやジュースは冷たい方がおいしい。
場面や種類によって飲み物の温度を自分で選択してあげるといいですね。

5〜15℃の温度であれば冷たいと感じるのではないでしょうか。
冷たい飲み物には体を冷やしてくれる効果があります。夏の時期や運動中であれば熱中症対策や体温調節になり、体への吸収も早いのでおすすめです。

しかし常に冷たい飲み物をとっていると体が冷えてしまい、代謝が下がったり、むくみやすくなることも。
冷たいお酒やジュースには、砂糖がたくさん含まれているものが多いということも覚えておきましょう。
おいしいからといってゴクゴク飲んでしまうと、知らないうちに糖質やカロリーを過剰摂取しているかもしれません。

温かい飲み物の温度は60〜80℃。胃腸への負担はもっとも少なく、吸収もゆっくりです。
とくに夜寝る前や朝起きた時には、体に優しい温かい飲み物がおすすめ。体が温まり、リラックス効果も期待できます。

温かい飲み物をとることのデメリットは特にありませんので、飲み物の種類にあわせて好みで選ぶといいのではないでしょうか。

健康にいい飲み物の温度とは

飲み物の温度によって体への効果も違ってきましたね。大事なのはそのときの自分の体にあわせた飲み物を選べるようになること。
「自分の体温調節を飲み物が助けてくれる」というイメージをもつといいのではないでしょうか。

たとえば朝起きた時には温かい飲み物、運動中には冷たいスポーツドリンク、食事と一緒にとるときは常温の水、など使い分けができるようになるといいですね。
常に飲む水やお茶は体への負担が少ない常温を選ぶのがおすすめです。

健康にいいおすすめの飲み物

「お水を飲むことが健康にいい」というのはよく聞きますよね。
でもいつもお水ばかり飲んでいたら飽きてしまいますし、味のついた飲み物でも体に嬉しい効果をもっているものもあるのですよ。

健康のことも考えながら、おいしく水分をとれるおすすめの飲み物をご紹介していきます。

緑茶

緑茶の写真

緑茶には体に嬉しい効果がたくさん。
「カテキン」と呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれていることで、血圧を下げてくれたり、免疫力をあげてくれたり、アレルギーを改善してくれる働きがあります。
さらに歯周病ケアや脂肪燃焼効果も期待できるそう。私たち日本人に馴染みのある緑茶が体にいい、というのはなんだか嬉しいですよね。

また緑茶のうまみ成分である「テアニン」には、リラックス効果があることもわかっています。
睡眠の質をあげてくれたり、ストレス緩和の効果が期待できるのだとか。ひと休みするときやおやつのお供に、緑茶を選んでみるのもいいですね。

炭酸水

炭酸水の写真

「ソーダ水」とも呼ばれる炭酸水は、二酸化炭素が溶け込んだ水のこと。炭酸水には消化を促進してくれる働きがあり、便秘改善や腸内環境を整える効果が期待できます。

また水に比べて満腹感があるため、食べ過ぎ防止やダイエットのために飲んでいるモデルや女優の方も多いですね。

炭酸水を料理に使うことでおいしさがアップするものも。
煮込み料理に使えば、野菜やお肉が柔らかくなり味もしっかり染み込むそうです。

またご飯を炊く時に炭酸水を使うと、ふっくらとした仕上がりになるのだとか。気になる方はぜひ試してみてくださいね。

クランベリージュース

クランベリージュースの写真

クランベリーにはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
美肌効果や冷え性改善の効果が期待できるそうです。また「プロアントシアニジン」と呼ばれるポリフェノールが含まれていて、体内の水のめぐりが良くなり、むくみ改善に効果があるそう。

尿路の健康をサポートしてくれる役割があることもわかっていて、膀胱炎(ぼうこうえん)や腎盂炎(じんうえん)の予防として飲んでいる方も多いようです。

見た目が鮮やかでクランベリーの酸味も感じられて、おいしく飲めるのではないでしょうか。クランベリージュースは砂糖が含まれていないものを選ぶのがおすすめですよ。

KOMBUCHA(コンブチャ)

KOMBUCHA(コンブチャ)の写真

ローマ字で書かれている「コンブチャ」は「昆布茶」ではありません。昆布を使ったお茶ではなく、お茶を発酵させて作るドリンクのこと。
お茶の風味や酵母からでる「香り」「酸味」「風味」が特徴の飲み物です。最近アメリカで流行ったことで、健康ドリンクとして広まってきました。

コンブチャには代謝アップ、腸内環境を整える、デトックス効果、美肌効果、血糖値のコントロールに役立つ、などたくさんの体に嬉しい効果が。
ただし薬ではないので、おいしく適量を飲むことがポイントです。

気になる味ですが、フルーティーなものから酸味の強いもの、お茶に近いものまで種類がたくさんあるそう。
発酵ドリンクといっても飲みやすいものが多いので、ぜひ一度飲んでみてくださいね。

まとめ

食事と同じように飲み物にも目を向けてみると、新しい発見がたくさんありますね。
とくに飲み物の温度を気にしてあげると、体も喜んでくれるかもしれません。

毎日とるものだからこそ、体のためにもこだわりたい。自分の体にあった飲み物や好きな味を探しながら、いろいろと試してみてくださいね。

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KYOKO

食べることと旅行が大好きな女子ライター

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