コスモス食品のマッドサイエンティストこと中田です。
タイコスモスのメンバー紹介の３回目です。
「NatureFutureFarm」のメンバーをご紹介
今回は、タイコスモスにある「NatureFutureFarm」のメンバーをご紹介させていただきます。
まずは、「NatureFutureFarm」の農場長「アニルットさん」です。
みんなからは「トム」の愛称でよばれ、大学で農業を学びタイの農業に精通しているプロフェッショナルです。
「NatureFutureFarm」では主力となる葉野菜・根菜類の他に、ハーブ類、スパイス類、果樹類等の数多くの植物を栽培しておりますが、それぞれに豊富な知識とアイデアで対応してくれます。
最近はより肥沃な大地を実現する為に、日本とタイが協力して新しい醗酵熟成堆肥のテストや新しい植物の栽培テストを実施しておりますが、日本とタイの農業の考え方は異なる部分があるので意見が食い違うこともしばしばありますが、それぞれの良さを活かして、より良い農場にして行く様に力を合わせて行きたいと思っております。
「NatureFutureFarm」の従業員
次は、「NatureFutureFarm」の従業員についてですが、農場の従業員は工場のメンバーとは異なった雇用形態になっております。
農場なので季節性や収穫期の関係性からというのが主な要因でもありますが、チェンライの山岳民族の方の雇用を生み出しているという側面を持っております。（これまでの記事でも少し触れてきましたが、タイ社会の山岳民族の方への問題が起因しています）。
皆さん、気さくで働き者の方々ばかりです。特に「NatureFutureFarm」は有機農場になので、農薬等が使用できないので、虫取りや土づくり等々の手間のかかる作業は全て人の手で実施しますので、この方たちの存在がなくてはならない大切な存在です。その仕事をする姿にいつも頭の下がる思いです。
虫達も大切な仲間
最後に紹介するのは、「NatureFutureFarm」の虫達です。
特に「アリ」達は現在栽培に力を入れている「カカオ」の栽培にはいなくてはならない大切なパートナーです。「カカオ」の花は枝先にできるのではなく、木の幹に小さな花が咲いてゆきます。その小さな花が受粉されてカカオの実になるのですが、花から無事「カカオ」の実になるのは千に一つというわずかな確率です。
花に受粉させる役割を担うのがこの「アリ」達です。
元気よく木を縦横無尽に歩きまわることで受粉の確立を上げてくれます。私達人間が出来ることはこの「アリ」達が安心して過ごせる環境を作ることです。その他にも虫達は土づくりや堆肥造りにも役立ってくれています。その仕事は、決して人間には出来ない仕事です。
有機農場として存在するために、自然の生態系を壊さずにさまざまな場面で虫達に手伝ってもらいながら農場を運営しております。彼らも「NatureFutureFarm」にとって大切なかけがえのない仲間達なのです。
こんな大切な仲間達に支えられて「NatureFutureFarm」は運営されています。これからもこの大切な仲間達と力を合わせて行きながら有機農場として、そして、当社のスローガンである『全活循環』を実現する未来につながる農場として存在して行きたいと思っております。
良い農場はテクノロジーだけで急に出来上がる物ではありません。日々世話をして行きながら、愛情を積み重ねてゆきながら育ててゆくものだと思っております。
ゴールはない果てしなく続く道なのかもしれません。だけどその先の未来は明るい物になることを信じております。
つづく。
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