仕事や学校に持っていくお弁当がアツアツで食べられたら嬉しいですよね。とくに寒い冬の季節には温かい料理が恋しくなります。そんなときに活躍するのが「スープジャー」です。スープジャーを使うなんて料理上級者の人だけ… と思っていませんか。実は誰でも簡単にオシャレなスープランチを作ることができるのですよ。
今回は、スープジャー初心者の方におすすめの使い方やお手入れ方法をご紹介します!スープジャーを使った簡単なレシピもご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
スープジャーを選ぶポイントとは?
スープジャーを買うときにどこをチェックすれいいのかご紹介します。自分が使うシーンをイメージすると、どんなサイズや機能にするか決めやすいですよ。ぜひお気に入りのスープジャーを見つけてくださいね。
保温力
時間がたってもアツアツなのがスープジャーの一番の魅力ですよね。せっかく買うなら、なるべく長い時間保温できるスープジャーを選びたいところ。
そこで注目してほしいのがパッケージに書いてある「保温効力」という部分です。この保温効力の数字が高いほど保温力が高いということになります。お弁当として使いたいのであれば、最低でも6時間は50℃以上を保てるスープジャーを選ぶのがおすすめです。スープなどの汁物は、57〜72℃が一番おいしく感じる温度だそうなので、保温効力が60℃以上のスープジャーを買えば安心ですね。
またスープジャーが二重構造になっていて、二層の間が真空になっている「真空断熱構造」かどうかも、選ぶときのチェックポイントです。中のスープや食材の温度が下がりにくいのが特徴で、より高い保温効果が期待できます。パッケージに「真空」と書いてあるスープジャーを選ぶと、よりアツアツの状態で食べることができますよ。
サイズ・容量
実際に使うシーンや入れる料理に合わせてサイズを選びましょう。スープジャーは持ち運んで使う方がほとんどなので、必要以上に大きいサイズを買ってしまうと「重いし幅をとるから使わなくなってしまった…」ということにもなりかねません。
スープや副菜を入れるのであれば300ml程度のサイズがおすすめです。たっぷり具材の入ったスープやカレーなども入れたい方は、400〜500mlの容量があると満足できるサイズです。試しにスープジャーを使ってみたい!というのであれば、まずは300〜400ml程度のサイズを買ってみるといいですね。
デザイン
最近ではオシャレなデザインのスープジャーもたくさん登場しています。お気に入りのスープジャーを使えば、作るのも持ち運ぶのもワクワクしますよね。
定番のブランド「THERMOS(サーモス)」や「STANLEY(スタンレー)」、オシャレなキッチン雑貨が豊富な「BRUNO(ブルーノ)」、アメリカ発のブランド「shasta(シャスタ)」など、多くのブランドから高機能でかわいいスープジャーが発売されています。ぜひ自分の好きなデザインのスープジャーを探してみてくださいね。
素材・機能性
スープジャーの素材にも注目してみましょう。主流はシルバーの素材「ステンレス製」で、高い保温効果があるのが特徴です。ただ長時間洗わずに置いておくと、スープの匂いや色が付きやすいので注意してくださいね。コーティング加工がされている「セラミックコート製」であれば、汚れなども付きにくいので、用途に合わせて選ぶといいですね。
また洗いやすさ、手入れのしやすさもチェックしておきましょう。分解して洗えるもの、食洗機OKのものなど、自分が使いやすい機能があるかどうかもみておくといいですね。仕事や学校に持っていくのであれば、毎日のお手入れがなるべく楽なものを選ぶのがおすすめです。
使い方はいろいろ!スープジャーの魅力
保温・保冷効果に優れたスープジャーは、使い方次第でレシピの幅がどんどん広がります。スープジャーのレシピ本が発売されているほど、実はスープジャーを使った料理がたくさんあるのです。ここではスープジャーを有効活用するコツをご紹介します!
外出先でもあったかごはん
仕事や学校のランチタイムにあったかいごはんが食べられるのって嬉しいですよね。とくに寒い冬には、スープや味噌汁などの汁物があるだけで、体の芯から温まるのではないでしょうか。おにぎりと味噌汁で和風ランチ、パンとスープで洋風ランチ、シチューやカレーを持っていくのもいいですね。毎日のお昼が楽しみになりそうです。
また登山やピクニックなどアウトドアの場面でもスープジャーは活躍してくれます。保温効果があるので、電子レンジのない環境でもあったかいスープを飲むことができますね。外で食べるごはんはまた格別においしく感じるものです。ぜひ試してみてくださいね。
朝の時短にぴったり
忙しい朝にお弁当を作る時間がない!という方も多いのではないでしょうか。スープジャーを使えば、具材と熱湯を入れておくだけで、できたてのような料理を食べることができるのです。
保温効果があるので、米やパスタなどをそのまま入れても、食べる頃にはしっかり火が通っていますよ。リゾットやスープパスタなど手のかかる料理も、スープジャーに入れておくだけなら作れそうですよね。前の日の残りの鍋やスープを温めなおして入れるだけでも、もちろんOK。なるべく熱々の状態にしてスープジャーに入れるのがポイントです。
暑い夏には保冷もできる
保温だけでなく保冷もできるのがスープジャーの魅力です。暑い夏にぴったりのそうめんや蕎麦も、スープジャーを使えばお弁当として食べることができますよ。麺は伸びてしまうので別の容器に入れて持っていくのがおすすめ。つけ汁をアレンジすれば、同じ麺料理でも飽きることなく食べられそうですね。
スープジャーを使った簡単レシピ
簡単にできるスープジャーを使ったあったかレシピをご紹介します。作るときのポイントは、中身を入れる前にスープジャーに熱湯を注いで温めておくこと。本体を温めておくことで、より保温効果を高めることができます。スープジャーに熱湯を注いだらフタをして、3〜5分置いてから作った料理を入れてくださいね。
トマトリゾット
トマトジュースとお米で簡単にリゾットが作れます。具材はにんじんやあさりの缶詰などお好みで変えてもOKです。生のお米を使うので、時間がない朝でも簡単にできちゃいますね!
材料(1人分)
・生米:大さじ2
・トマトジュース:200ml
・玉ねぎ:1/8個
・ベーコン:1枚
・粉チーズ:お好みで
・塩・こしょう:少々
作り方
1.玉ねぎ、ベーコンを食べやすい大きさに切る。
2.粉チーズ以外の材料を全て耐熱容器に入れて、電子レンジ(600w)で5分加熱する。
3.熱々の状態でスープジャーに注いで粉チーズをかけたら、フタをして完成!
※2〜3時間ほど置いてから食べてくださいね。
豆乳ペンネスープ
ペンネやパスタも乾麺のままでOKです。別でパスタを茹でる手間がないので、パッと作ることができます。ツナやほうれん草を入れてもおいしいので、ぜひ試してみてくださいね!
材料(1人分)
・ペンネ:15g
・鮭フレーク:大さじ1
・玉ねぎ:1/8個
・豆乳:100cc
・水:100cc
・顆粒コンソメ:小さじ½
・塩・こしょう:少々
作り方
1.玉ねぎを食べやすい大きさに切る。
2.鍋にオリーブオイルをしき、玉ねぎを炒める。
3.水、豆乳、鮭フレーク、コンソメ、塩・こしょうを入れて煮込む。
4.沸騰の直前で火を止め、パスタを入れたらスープジャーにすぐ入れてフタをする。
※1〜2時間ほど置いてから食べてくださいね。
中華風ワンタンスープ
市販のワンタンを使った簡単な中華スープ。野菜はにんじんやほうれん草など、冷蔵庫にある余った野菜を使ってもOKです。スープジャーの保温効果でワンタンに火が通るので、ランチタイムにはちょうど食べごろになります。
材料(1人分)
・市販のワンタン:4〜6個
・小松菜:1/4本
・もやし:1/4袋
・水:200cc
・鶏がらスープの素:小さじ1
・塩・こしょう:少々
作り方
1.小松菜を食べやすい大きさに切る。
2.鍋に水、鶏がらスープの素を入れて沸騰させる。
3.小松菜、もやしを入れて煮る。
4.塩・こしょうで味を整える。
5.グツグツしてきたらすぐにスープジャーに入れて、最後にワンタンを入れてフタをする。
※1〜2時間ほど置いてから食べてくださいね。
スープジャーのお手入れ方法
毎日使うスープジャーはなるべく長く使い続けたいですよね。ちょっとしたお手入れのポイントを知っておくだけで、臭いやサビを防ぐことができますよ。
使ったらすぐ洗う
食べ終わった後にスープジャーを長時間放置してしまうと臭いや汚れの原因になってしまいます。そこで職場や学校などであれば、食べ終わったスープジャーを軽く水で洗い流すのがおすすめ。泡でしっかり洗わなくても十分効果はありますよ。
帰宅したらその日のうちに洗剤で洗っておきましょう。カレーやトマトスープなどを入れた時には、ぬるま湯と洗剤を混ぜて少しつけおきしておくと、臭いや汚れもしっかりとれます。意外と見落としがちなフタの部分もしっかり洗ってくださいね。
しっかり乾かす
洗ったら風通しの良いところでしっかりと乾かしましょう。ある程度乾いたらタオルなどで拭きあげてもOKです。まだ内側が濡れているのにフタをしてしまうと、サビや臭いの原因になるので気をつけてくださいね。
またシリコン製のパッキンをしっかり洗って乾かすことが、長く使い続けるコツです。毎回取り外して洗うのは少し面倒かもしれませんが、一番臭いがつきやすい部分なので丁寧に洗ってあげましょう。2日に1回でもいいので、パッキンも分解して洗う習慣をつけてみてください。
週に1度は念入りにお手入れ
お休みの日には少し丁寧に洗ってあげると、衛生面も安心して使うことができます。本体、フタ、パッキンをそれぞれ30分ほど漂白につけおきしてみましょう。漂白はサビを防ぐため「酸素系漂白剤」を使ってくださいね。「塩素系漂白剤」のほうがパワーは強いですが、サビや故障の原因になることもあるので注意してください。
またパッキンは消耗品なので、1年ほどで交換するのがおすすめです。パッキンだけ別売りしているかどうかも、買うときのチェックポイントに入れておくといいかもしれません。
まとめ
ひとつ持っておくだけでいろいろな使い方ができるスープジャー。使いこなすのはちょっとレベルの高いイメージがあったかもしれませんが、実は料理が苦手な方や忙しい方にこそオススメのグッズです。仕事や授業の合間に食べる温かい料理は、心も体も癒してくれますよ。ぜひスープジャーのある生活を楽しんでみてくださいね。
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