おかしを通じてワクワクする未来を届けるGOOD FOR LIFE

2017年より日常豊かな城下町、石川県金沢市からおかしを通じて、ワクワクする未来をたくさんのひとへ届けるGOOD FOR LIFE(グッドフォーライフ)の河口佳菜子さん(株式会社One Love Company取締役)におかし作りのことやおかしを作る上でのマインドなどをインタビュー取材してきました。

インタビュー取材時間はなんと約3時間！！
これまでGOOD FOR LIFE公式のInstagramやコーポレートサイトなどでも語られてこなかったお話も、今回お伺いすることができました。取材中、常に前向きでエネルギーに溢れたお話をしてくださる河口さん。特に印象に残った言葉がありました。

「当たり前のことを当たり前にやり続ける
改善できることを見つけて、改善してやっていきたい
誰よりも率先して取り組んでいきたい
それがやりたくないことでも、取り組んでみて
やれる方法を見つけて伝えられるように突破していきたい
そんな存在でいたいです」

インタビュー取材を終える頃には、こんなリーダーついていきたくなる！と河口さんの想いと行動力に完全に魅了され、温かい気持ちに満ちていました。
これから益々展開が広がっていくGOOD FOR LIFE、インタビュー記事をどうぞご覧ください！！

早速ですが、GOOD FOR LIFEとしておかし作りの始まりを教えてください。

おかし作りのきっかけ

夫が石川県金沢市内で経営しているコーヒースタンド(GOOD4LIFE36CAFE)で、コーヒーと一緒に販売できる“おかしを作ってよ”の一言からおかし作りを始めました。
やると決めたら、ひとつのことを着実に進めていくタイプということもあって、
それまで仕事にしていたセラピストとの両立ではなく、セラピストはきっとまたご縁があってできる機会があるだろうと思い、潔くおかし作りに切り替えました。
そして、決めたら思い切って行動するので、セラピストとして使用していたベッドなども取っておくことはせず、タイミングよく素敵な貰い手も見つかり、セラピストとしての道具を一旦全て手放して、おかし作りに集中することにしました。

決断と行動力がすごいです！
おかし作りをする上でセラピストのお仕事が役立つ、または、繋がっていると思うことはありますか。

セラピストのときも心身が健やかである事など気を付けていたので、身体に優しいおかしを作りたいという考えは繋がっています。

使う原材料にも身体に優しい選択が沢山あると思いますが、どんなところか教えてください！

原材料にはこだわっていて、基本的にはオーガニック(有機)のものにしていますが、オーガニック認証がなくても生産背景の分かる農家さんの無農薬の原材料も取り入れています。
また、アレルギーがある人でも食べられる、みんなで一緒に同じものを食べられるようなものをというのが強くあり、プラントベースやグルテンフリーにしています。
ですがプラントベースやグルテンフリーは、最初からそういった対応商品にしようとは思っていなかったんです。
それこそ、ここ数年で対応商品もとても増えましたが、私がおかし作りを始めた2017年頃はとても少なく、おかし作りを通してアレルギーを持つ人が多いことを知り、ケーキやドーナツを食べたことないという声を聞いて、「これは作ろう！」と思い、作り始めました。
そうして完成したGOOD FOR LIFEのプラントベースやグルテンフリー対応のおかしを食べたアレルギーを持つ人から、「ケーキを初めて食べた」や「ふわふわのドーナツ初めて食べた」などの、みんなと同じものを食べることが出来たという声が届いたとき、食事に制限がある人でも食べることができるという選択肢の一つになれたことが、本当に嬉しかったです。

この7年間で数々の商品が誕生していますが、おかし作りはもともと得意でしたか？！

それまでおかし作りは時々ホットケーキを作るくらい。
でもおかし作りを仕事にしていくことに不安は一切なく、かと言って習いに行くこともなかったです。これまで作ってこなかったので、手順のような作り方だけ調べて、材料はお手本となるものを用いず取り掛かりました。
何度も何度も試作をして、インスピレーションを大切に、これとこれを組み合わせたら美味しくなるんじゃないかなと取り組み、効率は良くはなかったと思いますが、微調整を繰り返して日々実験している感覚でした。
今でこそ、スタッフの人数もいて計画的に焼き菓子作りを進めることが増え、賞味期限を長く設けられるようになりましたが、初めのころは1人だったので、今日はこれ作ろう、
明日はあれ作ろう、と私の思ったままにおかし作りをしている時もありました。
生菓子も良く作っていて、ケーキやタルトなども。
カスタードクリームもVegan対応で作れるはず！と色々組み合わせて作っていました。

お話をきいていると河口さんに作れないものは何もない！と思えてきました。
そう言えば、GOOD FOR LIFEのおかしを代表する素材がありますよね！！

能登の天然塩

天然塩は身体に必要不可欠と思っていて、おかしにしっかり入れるようにしています。
そして、私たちは石川県金沢市でおかし作りをしていることをとても誇りに思っています。
沢山の良い天然塩がある中で、やはり地元のものを使用してお客様におかしを届けたいというのが、能登の天然塩を選んでいる一番の理由です。
私自身の味覚的なところにもなるのですが、ひと枠に天然塩と言っても種類も豊富ななか、食べた時にすんなり入ってくる味、GOOD FOR LIFEのおかしとの相性がとても良いと感じる、塩っ辛いものではなく、甘みのある塩を使用しています。
そうすることで天然塩の甘みと、天然塩が素材の甘みを引き立ててくれるということあり、おかし自体に余計な糖分を使わないことにも繋がります。

朝ごはんの代わりに食べたりしているのですが、一般的なおかしを朝ごはんにした時の糖が切れてきたときのけだるさもなく、むしろ調子が良いと感じています＾＾

天然塩も、能登は能登の塩でも商品によって使い分けもしています。
そして栄養バランスが整うことを目指し、特にオートミールを使った商品などは
カラダの巡りなども意識していて、便通が良くなることなども期待しています。
おやつのおかしとは違う視点でGOOD FOR LIFEのおかしを捉えてくださる方も増えてきて、パッケージなどに記載するには難しい部分もあるので、そう受け取っていただけて嬉しい限りです。

おかし作りをする上でのこだわり
心身と空間の“クリアリング”

河口さんをはじめ、スタッフの皆さんがおかし作りや作業など仕事をする上で意識していることに
“クリアリング”というものがあると聞きました。“クリアリング”とはどういったものか、ぜひ教えてください！

素材がどれだけ良くても作る人が疲弊しながら作っているものより、楽しそうに作っているもののほうが良いと思っています。
部屋の乱れは心の乱れじゃないですが、整理整頓を意識していて、おかしを作る場所が整えてあることに越したことはないですし、「よしっ」と気持ちを入れ替えて、環境も気持ちも整え取り組んだことと、そうでないことは全然違う結果になると思っているので、整えるということに重きを置いています。

おかし作りに対するエネルギーと直結していると思っていて、作業を始める前のスタッフと行う朝礼はとくに大切にしています。朝礼では、出勤してそのままの気持ちや勢いで仕事を始めるのではなく、目を合わせて「おはようございます」から始まり、“クリアリング”という作業をします。
出勤した時に気がかりだったことなど、その日出勤のスタッフが抱えているものを一旦手放すことをして、頭の中のモヤモヤを放ち、聞いている他のスタッフみんなも意見するのではなく、「受け取りました」と伝える。
そうすることでおかし作りをはじめ、仕事をしている間は、出勤する前に抱えてきたものから解放されて、ポジティブな気持ちで目の前のことに集中することが出来ます。
この“クリアリング”はGOOD FOR LIFEのおかしを手に取り食べるお客様だけでなく、
一緒に働くスタッフも心身を整えられる場であってほしいなと思って、取り入れていることのひとつです。

おいしい、安心、安全なおかしを届けたい。
そして日々スタッフと共有しているような心身ともに健やかにということが1番届けたいことであり、GOOD FOR LIFEとしての大きなテーマです。

“クリアリング”という単語自体は聞きなれない方も多いかもしれません。こうしてどのようなことをしているか伺うと、この記事を読んでくださっている方の中にも無意識に日常にそのような時間や習慣などがあったりするかもしれませんね！

おかし作りについて沢山お話を伺ってきましたが、
ぜひ、GOOD FOR LIFEの名前の由来も教えてください。

GOOD FOR LIFEの名前の由来

夫のコーヒースタンドGOOD4LIFE36CAFEでスイーツとして展開していた中で、
少しずつおかしの認知が広がってきたときに、今後もっと広がりが大きくなっていることを見据えて別々の店名にしようとなりました。
GOOD4LIFE36CAFEの名前から一部を取って“GOOD FOR LIFE”にしました。
他には考えず、このGOOD FOR LIFEの一択でした！
名前を決めた後に姓名判断じゃないですが、そういったものを観ていただいたら、GOOD４LIFE36CAFEもとても良い名前で、“GOOD FOR LIFE”はさらに良く、飛躍していく名前と言ってもらえました。
実際に“GOOD FOR LIFE”に名前を変えてから、外部とのご縁が一気に広がっていきました。

名前の由来と同じくらいにとても気になっていたことがありまして、
GOOD FOR LIFEのおかしはもちろん、Instagramやコーポレートサイト、オンラインショップを拝見するたびに、ロゴに使用されている黄色に元気がもらえるなと感じているんです。

GOOD FOR LIFEのロゴが黄色い秘密

数字を使った占いの数秘術が関係しているのですが、数秘3のカラーはイエローで無邪気、あかるい、楽しい、しあわせなどの意味があるそうです。
その数秘3のカラーについて知る機会があったときに、すごく良いなと思っていました。
おかし作りをするキッチンをリフォームする際に、数秘3のカラーのようにスタッフみんなが楽しくお菓子を作れる空間をつくりたくて、壁の一面を黄色にしました。
それまで、ロゴも白やグレー、ピンクなど色々なパターンがあったんですけど、先に壁を黄色くして、その後にロゴも黄色に切り替えました。

通りで！！と納得です。
お話を伺っている中でスタッフの皆さんとチームワーク良くお仕事をされていることが、とても伝わってきましたが、ご家族もGOOD FOR LIFEのチームの一員のように感じています。
ご家族の皆さんがどのような形でGOOD FOR LIFEに携わっているか、差支えがなければ教えてください！

GOOD FOR LIFEは
家族のチーム力で出来上がっている

ポスターモデルは三女、商品パッケージ包装紙の絵は次女、イベントのお手伝いは長女、
そして、商品化にするかしないかのジャッジは夫がしています。
夫は私とは全く別のタイプで常に学びの関係にある人です。
常に私の反対を知れる存在で、夫は自分の人生を楽しんでいて、コーヒースタンドGOOD4LIFE36CAFEは夫の好きや、やりたいことが詰まっている場であり、そしてみんなが集まる場になる、歩くパワースポットのような人。
そんな夫に味見をしてもらい美味しいと首を縦に振ってもらえたら商品化するけど、それがなければ撤収します。ちょっとでも首を傾げたらやり直しです。
Veganの方はもちろん、Veganではない方にも受け入れてもらえるものになっているのは、
夫にも味見をしてもらっているからだと思っています。
具体的にだめだしがあるときもあれば、そうでないこともあって、多くの商品が世に出てないです(笑)。私自身がこれは美味しいかな？と少し考えてしまうときでも、味見をしてもらい、まさかの「なにこれすごい美味しんだけど」という声があがり、商品化になったものも！
当時その商品はヒット商品となりました！！

スタッフの皆さん、ご家族の皆さん、チームワークの良さを感じます。
そしてGOOD FOR LIFEのいちファンとして世に出ていない商品、とても気になりました！！(笑)
そういえば環境への配慮をされていることもありましたよね！

できる限りの環境に配慮した再生可能な包装紙を使用するよう心がけていて、
ギフトに関しては配送・衛生面・異物混入などを防ぐための包装優先させていただいております。限りある資源を優先し、配送に一部至らぬ点があるかと思いますが、ご理解していただけると幸いです。ギフトボックスについても、ファイルボックスとしてご使用でき、リサイクルも可能になっています。

配送関連だと注文してからも届くのがとっても早いと思っていまして、欲しい！と思った熱量の高い時に届けてくれるのが、消費者として嬉しくもあり、そして企業努力を感じます！！

出来る限り早く届けたいという思いはあります。
私たちの製造のタイミングでというよりかは、前倒し、前倒しにして細かくおかしを作るということをしています。
例えばありがとうボールが本当は1回に60袋分できる計量が主のところを、レシピの計量も区切って作成していて、1件の注文が入った方の為だけにも1/10量の6袋分でも作れるようにしています。必要な分だけを少量で作れるように、そして賞味期限も新しいものを届けられるようにと思っています。
初めのころは1回に計量を区切ることなく、ある一定数を作っていたのですが、そうなるとお客様へ届けるときに消費期限の長さに、おかしによって差が出てしまうこともあって、細かく作ったほうが良いなと思って、少量でも作れるようにしたんです。

そんなホスピタリティから始まったのですね。
最後になりますが、CosmoSpark JOURNALは全国の方にご覧いただいていているので、GOOD FOR LIFEのある石川県金沢市にすぐに行くことが難しい方も少なくはないと思います。
GOOD FOR LIFEの商品はオンラインショップで購入が可能ですが、そのおかしを通じて想いに触れてくださる方が1人でも多くいたら良いなと思います！ぜひ読者の方へのメッセージをお願いいたします☆

心の部分がすごく大切だなと思うので、自分の心を大切に。
食べたものが自分の身体をつくるというのも、もちろん間違っていないと思いますが、
それだけに捉われず、楽しむということを1番に心身ともに健やかになることを
みんなで目指していけたらいいなと思っています。