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タイのお米編その4

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  • 2022.07.04

コスモス食品のマッドサイエンティストこと中田です。

山岳米のお話しの4回目です。

アリヤさんから頂いた米で本格的なテストの開始です。テスト結果はフリーズドライ適正も良くイメージしている状態に近いようでしたが、数度テストを行い続けると味の部分と香りの部分での物足りなさ感じてきました。

米の「うま味」の部分と野生の米に近いので米の香りに雑味を感じるというところでした。

処方で調整したのですがうまくいかず、折角良い米と巡りあえたのに十分活かすことが出来ずに悔しい思いをしておりました。そんな私を見て開発スタッフのエンさんが

「そんなに考え込まずに一緒に食事でもしましょうよ。」とやさしく声をかけてくれました。

お昼の食事の時にみんな各自でお弁当を持ってきていますが、タイ工場の研究室ではそこのスタッフが自由につまんでもいい軽食を準備します。

当番制なのかこの仕組みは良く分からないのですが・・・。

灯台基暗し!地元ローカル米との出会い

その日エンさんは野菜炒めとご飯を用意してくれていました。

そのご飯を口にした時に「あれ!!!」タイ米なのですがほんのり上品な香りと甘みとコクのある風味。

これまでのタイ米とは明らかに違う上品な美味しさを感じました。

「エンさん。この米は??」

「私の地域で作っている米で、流通には回さずに地元で食べられている米よ。」

「この米もらえる?」

「いいわよ。量が多くなるのだったら地元の米屋に言っておくわ。」

灯台基暗しとは正にこのこと。エンさん曰く、私が銘柄米や大手の米を中心に調べていたので地元民だけで食べられているローカル米には興味がないと思い、口には出さなかったとのこと。

エンさんから地元米をもらい受け、地元米と山岳米をテストしてみて調度良いブレンド割合を見つけることができました。タイ人・日本人スタッフにも食べてもらうと共に、「これは美味しい」との評価をいただくことができました。

新メニュー開発へ大きな一歩

この特製の米、フリーズドライの製品にしてまいりますがそれよりも一足先に、タイ工場の新メニューに取り入れお客様に召し上がって頂く予定にしております。

新メニュースタートは2022年2月11日を予定です。

この記事を現地書いている現在は(1月29日現在)、新メニュースタートに向けてメニュー作り最終調整の真最中ですが、この特性米を炊いている時には、タイ人スタッフが炊飯器から出る蒸気の香りを嗅いで、

「う~んとってもいい香り。」

「早く食べたい!」と口々に言ってくれます。みんなに食べてもらうのは、来週以降だから。今は新日の内藤哲也のセリフを借りて、「トランキーロ(Tranquilo)焦んなよ!」

まだまだ、続きます。

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