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~唯一無二の塩を探して~

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  • 2022.10.30

HERBSALTの塩を探して、東北タイロイエットを訪ねた。

東北タイロイエットの写真

タイ東北地方は北から東のメコン河に囲まれた、海抜100~200mの台地からなり、コラート台地と呼ばれている。

ロイエット県周辺は、「トゥンクラーローンハイ」クメールの王も涙した地と訳され、東北タイの不毛の地を意味したタイ語のある地方である。

東北タイの貧困の理由は、自然状況のハンデにある。1年の半年、殆ど雨が降らない不運にある。土壌は痩せた砂質土壌で、それに加えて、塩類土壌が広く分布して、その面積は東北部の17%に相当する。

こんな台地ではあるが、東北タイには、雄大な台地があり、逞しい農家たちが、塩害と闘いながらも、タイでの米作りを担っている。

私は30年程前に、青年海外協力隊員として塩害土壌の改良プロジェクトでこの地で奮闘していた。そして、今度は、自然と融合した塩を求めて、再びこの地を訪ねる事になった。

ロイエット空港には、当時、私と活動を共にした、農業試験場の上司であったヌックン氏が出迎えてくれた。

数年ぶりの再会だ。今回は、私のリクエストに喜んで答えてくれ、周辺の塩の生産農家を紹介してくれることになっていた。

当時も何度か見ていて、想像は出来ていたが、そこには、今も変わらぬ昔ながらの製法で生み出されている塩の生産地があった。

もうこの製法は数百年の歴史を刻んでいると言う。

塩が豊富な土を掘り起こし、ろ過したろ液を煮立させて、釡上げした塩を乾燥させる。

塩が豊富な土を掘り起こし、ろ過したろ液を煮立させているところ

釡上げした塩を乾燥させているところ

ごく単純な製法で、そのプロセスには自然の恵み以外の物は何もない。ミネラルが豊富に含まれた台地からの恵みの結晶である。

自然は今も変わらずこの台地に苦と恵みを共存させていた。そしてここに暮らす人たちの温かさもかわっていない。

ここにも、人と自然とのストーリーが刻まれている、今度はこの恵みを生かして、何処にも無いハーブソルトを創造しようと思う。

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