手軽に作れて栄養満点なスープは、日々のメニューやお弁当の一品としても重要な存在ですよね。寒い季節にいただく温かいスープは格別。
ところでスープを保存したり持ち運んだりする際、どのような容器を使っていますか?スープは汁物なので、普通のタッパーだと汁が漏れてしまうため注意が必要です。今回はスープの保存におすすめの容器を、素材やシーン別にご紹介します。
目次
スープの保存に便利なおすすめ容器~プラスチック編~
プラスチック製容器の魅力はなんといってもリーズナブルで使いやすい点。1つ200~300円程度で購入できるうえ、落としても割れる心配はありませんし、お子様でも安心ですよね。軽量なのも嬉しい!「お弁当になにか一品プラスしたいなぁ」なんてときも、スープはおすすめの料理。プラスチック製容器なら荷物が重くなりませんし、持ち運びにも最適です。
Ziploc スクリューロック
スープのような汁物を保存する容器の定番といえば、やはり『Ziploc』ではないでしょうか?
スクリュー式の蓋は簡単に開閉でき、密閉性が高いのでスープでも安心です。本体・蓋ともに耐冷温度は一20℃まであるので、このまま冷凍保存も可能。さらに耐熱温度も140℃まであり、蓋ごと電子レンジで使用できます。
容量も300/473/730mlと3種類あるので、用途に応じて使い分けられるのがおすすめポイント。ちなみに蓋は3サイズ共通なので、どの容量でも同じ蓋が使えますよ。食事に添えるスープなら小/中サイズを、カレーやシチューなどスープメインのおかずなら大サイズのように使い分けることができますね。
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岩崎工業 スクリュートップキーパー丸型
前述のZiplocと似た商品ではありますが、こちらもおすすめのプラスチック容器です。ラインナップが250/500/750/1000/1500mlと、Ziplocに比べ容量のバラエティが豊かなのが魅力。
1000〜1500mlのサイズなら、家族分のスープを一度に作って入れておくことも可能です。縦長でスリムなデザインなので冷蔵庫で保存する際も便利ですよ。もちろん一人暮らしの方は小さいサイズが使いやすくておすすめ。
浅型・深型はそれぞれ入れ子収納が可能。食器棚やシンクに収納する際も空間を有効活用できます。
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スープの保存に便利なおすすめ容器~耐熱性ガラス編~
プラスチック製品に比べお値段は張りますが、その分末永く使えるのが耐熱性ガラス容器の良いところ。ガラス容器はプラスチックごみを減らすことにも貢献できるため、エコ志向の方からも人気が高まっています。
臭い移りをはじめ、カレーやミートソースなど色移りをしやすいものも、ガラス容器であれば防ぐことができるので非常におすすめですよ。
HARIO ガラスのレンジスープカップ
HARIOは1921年創業で100年以上の歴史を持つ、日本の老舗耐熱ガラスメーカーです。
こちらのガラス製レンジスープカップは、取っ手付きでまるでマグカップのように使える保存容器(容量300ml)。本体は耐熱ガラス、蓋はポリプロピレン製です。熱湯や電子レンジはもちろん食洗機にも対応しており、非常に使い勝手の良い商品。自信をもっておすすめできる一品です。
購入すると電子レンジで作れるレシピが付属で付いてきますよ。電子レンジで完結するスープレシピであれば、これ1つで調理〜食卓に並べるまでが一貫してできちゃいます!洗い物が減るうえ、見た目もオシャレなので素敵ですよね。
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野田琺瑯 ホワイトシリーズ レクタングル深型
こちらは冷凍もできるガラス容器で、さらにそのまま直火にかけることもできます。
この容器に入れて冷凍しておいたスープを冷凍庫から取り出し、そのままガスで温めるといった使い方ができます。洗い物を減らしたい方や、一人暮らしで物を減らしたい方におおすすめ。少量のスープのためにわざわざお鍋を用意して移し替えたり、使った食器を洗ったりする手間を省けます。保存のみならず、調理や食卓に並べるまでの全工程がこれ1つでできるのは、とってもありがたいですよね。
長く大切に使ってもらうことを考えて作られた、こだわりの製品です。
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スープの保存に便利なおすすめ容器~冷凍編~
「都度都度スープを用意するのはちょっと面倒…」という方は、冷凍するという選択肢もありますよ。週末など料理に時間が取れるときにたくさん作って冷凍しておけば、あとは解凍するだけなので楽ちんです。
Ziploc フリーザーバッグ
スープを冷凍したい場合、容器だとかさばってしまい冷凍庫にうまく収まらない、なんてこともありますよね。そんなときはやっぱり袋タイプがおすすめです。薄く平らに伸ばせばちょっとしたスペースにも収まるので、冷凍庫のデッドスペースを有効活用できます。
冷凍用の保存袋ならやっぱりコレ!これまたZiplocより、フリーザーバッグをおすすめします。開閉しやすいウルトラジッパーと、内側から開きにくくする密閉ジッパーの2重構造になっており、液漏れはしないのに開けやすいという、画期的な冷凍用保存袋です。サイズはS/M/Lの3種類。作ったスープを一人分に分けて冷凍しておくと便利ですよ。
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真空にするというアイデアも!
スープのような液体に使うのは正直難しいですが、空気を抜いて真空状態で保存する、なんてアイデアもあります。真空状態にしてしまえば、省スペースでの収納が可能になるうえ、さらに鮮度も保てるのでおすすめ。スープの場合でも、具だけを多めに作って真空状態で冷凍しておく、なんて使い方もできますよ。
たとえばATITIというメーカーからは、自動/手動それぞれの真空パック機が登場しています。
自動のものはシーラー機能と真空パック機能の2種類が備わっており、底のないビニールをシーラーで接着してそこに内容物を入れ、開いた上部から真空状態にすることができます。
一方、手動のものは吸引口のある真空パックの袋に冷凍したいものを入れ、チャックを閉じた後吸引口から吸引機を使って空気を抜く、というもの。さまざまなメーカーから真空パック用の保存袋が出ていますので、ご自分に合うものを探してみてくださいね。
ATITI 真空パック機(自動)
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ATITI 真空パック機(手動)
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冷凍保存に向かない具材はある?
基本的に冷凍「できない」具材はありませんが、「向かない」ものは存在します。
スープの具としてよく使われそうなものを表にしてみました。
具材 | 冷凍に向かない理由 | ワンポイントアドバイス |
---|---|---|
卵 | 白身の部分がパサパサになる | 溶いて卵黄と混ぜる |
じゃがいも | ・水分が抜けてスカスカになる
・じゃがいも特有のほくほく感がなくなる |
つぶして使う(ビシソワーズがおすすめ) |
豆腐 | 水分が抜けてスポンジのような状態になる | つぶして使う |
こんにゃく | 水分が抜けてスポンジのような状態になる | 細かく刻んだ状態で冷凍する |
レタス | シャキシャキ感はなくなり、やわらかくなる | – |
もやし | シャキシャキ感はなくなり、やわらかくなる | – |
たけのこ | ・水分が抜けてスカスカになる
・筋っぽくなる |
細かく刻んだ状態で冷凍する |
これらを冷凍する際は、ワンポイントアドバイスのような調理をすると良いでしょう。どうしても食感が変わるのが嫌だという方は、これらの食材は冷凍せず、別途加えるようにしましょう。
番外編~出先で食べるならスープジャーが便利!~
作りたての温かいスープを出先でも食べたい、なんてこともありますよね。そんな時にはスープジャーがおすすめ。保温効力で温かさをキープしてくれるのはもちろん、冷たいものも保冷できるので夏場にも便利ですよ。おすすめのブランドを2つご紹介しましょう。
STANLEY(スタンレー) クラシック真空フードジャー 0.41L
STANLEYはアメリカ生まれの、創業100年を超えるサーマルウェアブランド。「孫の代まで使ってほしい」をコンセプトに、丈夫で機能性の高い商品を提供し続けています。こちらの『クラシック真空フードジャー』は、60度以上で7時間の保温効力を誇ります。コンパクトで持ちやすい仕様で使いやすく、フォークスプーン付きなのでアウトドアシーンにもおすすめ。開口部分は約7cmと広いので食べやすく、内部を洗う際にも便利ですね。
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TIGER 真空断熱フードジャー
国産品も負けてはいません。続いては間もなく創業100年を迎えるTIGERより、『真空断熱フードジャー』のご紹介です。容量は0.25L/0.30L/0.38Lの3種類、カラーはインディゴブルー/チリレッド/サフランイエローの3色があり、家族で色違いを揃えるのもおすすめ。底の形状が丸いので、具材をすくう際に取り出しやすくなっています。さすが、痒いところに手の届く日本人ならではの気遣いですね。
カップの内面には『スーパークリーン加工』が施されており、汚れや臭いがつきにくくお手入れも楽なのでおすすめです。
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まとめ
スープを保存するさまざまな観点から、プラスチック容器・ガラス容器・冷凍保存用袋、そしてスープジャーをご紹介してきました。気になる保存容器はありましたか?
それぞれメリット・デメリットがあるので、ライフスタイルや好みに合わせてご自分にピッタリのものを見つけてくださいね。あなたのスープライフが、より充実したものになることを願っています。
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