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こんにちは。
コスモス食品の田畑です。

今日は、最近弊社オンラインショップでお取り扱いを始めた丹波焼のうつわの名産地、
丹波篠山市・立杭についてお話させていただきたいと思います。

兵庫県の丹波篠山市で作られる焼き物

皆さんは「丹波焼」ってご存知ですか?
「丹波焼」は兵庫県の丹波篠山市の立杭(たちくい)地方で作られている焼き物のことです。
越前・瀬戸・常滑・信楽・備前とともに日本六古窯(※)のひとつとして丹波焼は数えられています。
※日本六古窯・・・古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な六つの窯

私は丹波篠山市のお隣の市、三田市の出身なのですが、幼い頃から母が丹波焼のことを「立杭焼」と呼んでいて、「丹波焼」とも聞くし「立杭焼」とも聞くので、別々のものなのかな?と思っていたのを覚えています。

当時から自分の家や祖母の家にも丹波焼のうつわがあって、食卓に並べられていてなじみのあったものを、自分が社会人になって地元である三田市の食品会社に就職し、そこでお取り扱いさせていただくことになるとは夢にも思いませんでした。

自然豊かな立杭の里をぶらり

自然豊かな立杭の里の写真
会社から車を走らせること15分。
豊かな緑に囲まれた地が丹波篠山市・立杭です。

山の斜面に建ち並ぶ昔ながらの建物の多くが、丹波焼を作られている窯元で、その数は60軒にものぼるのだとか。

向かい側にも山があり、山と山に挟まれた地形になっています。
ヤッホーと叫ぶとやまびこが返ってきそうです。
道端の川は、5~6月頃にはホタルがたくさん飛ぶそうですよ!

やきもの通りの看板

車を停めて歩いていると、足元に「やきもの通り」の文字。
手書きの文字がかわいい。

たくさんの窯元があり、道も山の斜面に作られていて狭く入り組んでいるので、全国各地からうつわを求めて訪れる方達に分かりやすいよう、至る所に看板や地図が印されています。

思いやりいっぱいですね!

家のすぐ横を通ってみたり、路地裏的な所をくぐってみたり、なかなか町の方では味わえないような所を歩きながら探索できて楽しいですよ。

ちなみに、毎年秋になると「陶器まつり」と言って様々な丹波焼が展示・販売され、黒豆や栗などの秋の味覚を味わったりすることのできるお祭りが開催され、たくさんの方が丹波篠山の地へ足を運ばれることでも有名です。

やきもの通りを歩いていくと目の前に現れた、大きな窯の写真

そして、やきもの通りを歩いていくと目の前に現れた、大きな窯!
「最古の登り窯」と呼ばれており、全長47m!
明治28年に作られた登り窯です。

小学校の頃よく50m走をしましたが、その距離とほぼ変わらない長さの登り窯があるなんて!衝撃!

最近では、年に1回この最古の登り窯で様々な作品を詰めて焼成を行っているそうです。

古い歴史を持つ立派な登り窯を、丹波に来られた際は是非ご覧になってみてくださいね。

雅峰窯

雅峰窯と職人さんの写真

そんな丹波の地で、今回ご縁もあり、うつわのお取り扱いをさせていただくこととなったのが、窯元「雅峰窯(がほうがま)」

明治30年から、130年続いている窯元さんです。
「しのぎ」や「青」を取り入れたうつわを中心に作られており、とっても綺麗な色のうつわがたくさん。

雅峰窯の青いお皿の写真

4代目となる市野秀之さんをはじめ、奥様の久美さん、息子さんの健太さん、大輔さんの家族4人で作陶されています。

いつもお伺いするとお忙しくされているにも関わらず快くお出迎え下さり、ついつい盛り上がってしまい話し込んでしまいます。。。(笑)

素敵な作品たち、綺麗なお花たちが飾られているおしゃれギャラリーで今回熱い想いを聞かせていただき、
特集記事も書かせていただいたのでご覧になってみてくださいね!

雅峰窯のうつわはこちらからご覧いただけます。

丹窓窯

丹窓窯の看板の写真

そして同じく、丹波焼を作られている窯元「丹窓窯(たんそうがま)」

江戸時代から続く、歴史のある窯元でイギリス発祥のスリップウェアと呼ばれるうつわを作られています。

8代目となる市野茂子さん、娘の公子さんとともに作陶されており、女性らしく柔らかで優しい雰囲気のうつわがとってもかわいい。

丹窓窯のお皿が並んでいる写真

ぽってりとしたフォルムにも惹かれました。
小さな豆皿やお茶碗など、毎日の食卓で使いやすいようなうつわがたくさんあり、ジャンルを問わずどんなものにも合わせやすいです。

丹窓窯の特集記事がこちらから、丹窓窯のうつわはこちらからご覧いただけます。

丹波焼のうつわを手に取って

丹波焼のうつわに触れるスタッフの写真

今回うつわを選ぶにあたって、手に取っていただく方にお気に入りのものを使って少しでも毎日の生活の中でホッとしたり、温かい気持ちになっていただけるといいなと思いながら選びました。

ひとつひとつ目で見て肌で感じ、このうつわには煮魚を盛り付けるといいな~とか
デザートを盛り付けるとかわいいかも!
取り皿に使いやすい大きさだな。
なんてことを考えたりしながら、私自身が楽しんで選んでいたり。

作り手の方のお話を聞かせていただいたことで、より一層、丹波焼の魅力に引き込まれたと思います。

そんな風にみなさんにも作り手の方の想いを知っていただき、もっともっと好きになっていただけたらなと思います。

そして毎日の食卓に並べて使っていただけると嬉しいです。

自然豊かな丹波の地を巡り、たくさんある窯元や町の風景を眺めながら楽しい時間を過ごすことができました。

皆さんも是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

ライター田畑さんが書いた記事一覧さんの写真

Wakana Tabata

CosmoSparkバイヤー

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バイヤーの田畑です。CosmoSparkオンラインショップで取り扱う雑貨の選定を担当しています。作品に込められた歴史や作家さんの想いを伝える記事をお届けします!
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