コスモス食品のマッドサイエンティストこと中田です。
「NATURE FUTURE Café」リニューアル編の第三弾です。
料理研究家の岡元さんが参加
予期せぬトラブルを回避し何とか料理としての体裁は築くことができ、ここで新キャラクター登場!
料理研究家の岡元さんです。かつて日本でヴィーガンレストランを経営し、コンセプトと美味しさで立地は悪いが行列のできる店として数々のメディアで取り上げられ、現在は料理研究家として、カフェ運用のコンサルタントとして活躍されております。
日本に居た時から面識がありこのリニューアルプロジェクトにご協力頂く事となりました。
到着後、メニューの盛り付けを確定させる為に料理を味わってもらうことに、日本にいた頃からスタートさせ、タイ到着後にも原料確保に奔走し予想もしない様々なトラブルを乗り越えて出来上がった料理の数々。多少なりとも自信はありました。
自信作の料理たち。その評価とは。
我々の見守る中、岡元さんが料理を口にする。「・・・」少し長い沈黙、顔が険しい。
次の料理、次の料理、険しい顔は全く解消されない。
そして、「中田さん、この状況と環境の中で凄く努力と苦労をしてきたことはよくわかります。でも、この味ではそれなりの味と言う領域でお客様からお金を頂いて提供できる味ではありません。」心に響く重い一言。
今まで事が頭によぎり、暫くはその言葉を飲み込むことが出来ませんでした。
長い沈黙の後、私も料理を口にする。
言葉の意味が少しずつ消化されてゆく、良い物と思っているのは比較の問題であって客観的に一つの料理としては決して十分なものでない。料理を扱う物として大切な客観性と俯瞰で判断することが出来ていなかったのです。
「悔しい!悔しい!情けない!自分の力のなさ、能力のなさが情けない!」
トラブルを言い訳にして、努力と工夫をしてきたという自負の念がお客様に美味しい物を届けるという心が抜けていたのです。お客様は大切なお金を払って美味しい料理を食べにきただけで、作り手の苦労などは料理として考えて場合は関係の無いことなのです。
岡元さんとそれぞれの料理についての問題点を打ち合わせ。早速、改良に着手です。悔しさの気持ちは払拭された訳ではありませんが、少ないけれど時間はある。くよくよしているヒマは無いもう一度配合の見直しです。
ここから、岡本さんと私の二人三脚でのレシピ改善の開始です。だけど、岡元さんもかなりマニアックな人、そんな人どうしのぶつかり合いがただですむわけありません。
さあ、どうなる!!
Commentsコメント