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赤土の山へ飛べ

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  • 2022.04.03

タイの窯元「ドイ ディン デン」にお邪魔しました

コスモス食品のマッドサイエンティストこと中田です。

今回は、当社の「NATURE FUTURe Caffe」で使用させていただいている食器の窯元「ドイ ディン デン」にご訪問させていただきました。

窯元「ドイ ディン デン」の室内の様子

「ドイ ディン デン」はタイ語で「赤い土の山」という意味になります。

タイ北部の地は全体的に鉄分を含んだ赤い土質をしておりますが、訪れたこの地は他の地よりも土質がずっと赤いように感じました。

約30年前の何もないこの赤土の山に、今回ご紹介させていただくSomluck Pantiboonさんと奥様のたまこさんが焼窯工房を立ち上げられました。

工房を立ち上げる前にSomluck Pantiboonさんは日本の唐津焼の窯元で5年間修業をされ、唐津焼の素朴で力強い「用の美」の魅力を伝えるべく夫婦二人三脚で歩んできたと伺いました。

窯元のご夫婦の写真

始めたばかりの頃は、鉄分の多い赤土での陶芸は苦労の連続で、理想の土を求めて根気強く探し回り何度も試行錯誤を繰り返し、現在の土に巡り会えたそうです。

そこから、現地の人たちとの協力を得ながら、今では王室の方々がチェンライの地にお越しの際には必ず立ち寄られる程の釜元になりました。

唐津焼の流れを組むこだわりの食器

タイの窯元「ドイ ディン デン」の食器

唐津焼の流れを組むこの焼き物は、見た目の力強さとは裏腹に全く重さを感じず、すうっと自然に手になじみ、ずっと使っていたいと感じさせるもので、まさしく「用の美」です。

ここの焼き物の特長の一つは茶褐色の模様で、この地の赤土を色付けに利用したとのことです。

陶芸の土には不向きな赤土を染料に利用することで唯一無二となる魅力的な風合いを醸し出しています。

奥様のたまこさんは「ここにある。あるがままを感謝して使ってゆくのよ。」とニコニコしておっしゃられておりました。

窯元「ドイ ディン デン」での制作の様子

工房の建物も昔の古民家の木材を利用して作られていて、古く素朴な味わいの中に清潔で使いやすく工夫され、陶芸の作品とご夫婦のお人柄にぴったりとあった居心地の良い空間がそこにはありました。

こちらの窯元は技術の低下を防ぐため、大量生産・大量販売は行わず、自分たちの物づくりを理解してくれる信頼できる販売元にしか流通させない方針です。

そのお二人が当社の「NATURE FUTURe Caffe」の考え方に共感していただき、お付き合いさせて頂くこととなりました。

この「ドイ ディン デン」の新しい食器で、新しいメニューを現在考案中!!

是非!是非!楽しみにしておいてください。

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