コーヒー村のひみつ
コスモス食品のマッドサイエンティストこと中田です。
今回は、当社の「NATURE FUTURe Caffe」で提供させていただいているコーヒー豆の生産地にご訪問させていただきました。
ここチェンライは、タイでも有数のコーヒーの生産地で良質のコーヒー豆が生まれております。
主に、標高の高い山岳地域でアカ族・カレン族・モン族等の山岳民族の方がコーヒー豆の生産を行っておりますが、ここには歴史的な背景があります。
タイの北部は、「ゴールデントライアングル」と呼ばれており、かつては世界最大の麻薬密造地域として知られていました。
その頃、製造に携わっていたのが山岳民族で、取締強化やタイ政府の努力によって麻薬の密造はほとんどなくなりましたが、山岳民族の方にとっては産業が無くなったわけです。
経済的な基盤安定させる為に、王室とタイ政府が主導してコーヒーづくりを定着させていきました。
麻薬密造が完全に撲滅された訳ではありませんが、ここの地のコーヒーを飲むことで麻薬を無くしていく活動の一つになるのではと思っております。
今回の目的地「AJAcoffee」へ
話は長くなりましたが、伺った先は「ドイ・チャン(タイ語で「象の山」の意味)」にある「AJAcoffee」です。
すごい山道だったので着いた時にはフラフラでした。
写真の左側の方が責任者の「アンさん」右側が生産責任の弟さん、他にアンさんの旦那さんの3名で営んでおられます。
高い山の風光明媚な地で穏やかな気候と風通しの良い場所にたわわに実ったコーヒーの実は、良質感にあふれておりました。
種類の違う引き立てのコーヒーは、香り高く満足感にあふれる味。
他にもほんのりハニーの風味があるコーヒー。コーヒーの花を使用したお茶等々。
生産地に来ないと経験できない貴重な体験ができました。
実は、今回はコーヒー豆の買い付け以外にも目的があり、コーヒー豆を作る際に廃棄されるコーヒーガラを譲ってもらう事でした。
話をすると「何言っているんだ?」というような顔をしておりましたが、廃棄されるコーヒーガラの山を見て大はしゃぎになっている私を見て、快く笑顔で大量に譲ってもらいました。
このコーヒーガラがどんな風になってしまうのか!こうご期待。
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