実は、ドクダミ、タイにも生殖していて、伝統的に食されているHerb。
タイ語で「パック・カーオ・トン」と言い、「カーオ」は生臭いと言う意味を持つ。
タイ北部や東北部では、ラープと言う、肉と唐辛子とHerbを一緒に混ぜて、ライムやナンプラーと味付けした代表的な料理がある。
特に、タイ東北部ではこの肉を生のまま混ぜ合わせて食べる習慣がある。
ラープ料理が出されるときに、一緒に付き合わせで出てくるのが、タイバジルやこのドクダミの葉っぱ。
ドクダミ成分の解毒効果で、生肉の食あたりを予防したり、肉類の生臭さより、はるかに強烈な香を持つドクダミと一緒に食べることによって、臭みを消すことが、タイ食文化の知恵であるようだ。
ドクダミの蒸留に挑戦
なるほど、蒸留によって、濃縮した香は十分に得られそう。
蒸留開始からトップノート(蒸留開始から30分程度の香)で、もう室内まで、ドクダミの香が充満してきた。「カーオ」とはよく言ったものだ。もう強烈だ!
合わせて、エッセンシャルオイルもかなり浮いてきているのが観察できた。
このオイルがまた厄介なオイルだ。粘着性が強く、分離しにくく、冷却器の細かい配管の中に引っ付いて流されない。それでいて強烈な匂いで、こりゃ洗浄にもひと手間かかりそう。
実験の結果、パクチーファランやドクダミは、その効果効能をフリーズドライの技術で維持させて、その形状をお茶や微粉末などにして、お料理や健康素材として使いやすく創造していくのが良いように感じる。
フレグランスとして活用するには、王道のレモングラスやローズマリーや柑橘類等の気持ちを和らげてくれる素材が無難なのかもしれないと結論づけた。
それでも、興味の探求は次の発見に繋がると、還暦おやじは、あらたなタイ香素材を見つけてチャレンジして見ようと考えている。
Commentsコメント