山岳地ドイチャンの米の栽培地へ
山岳米とHerbの組み合わせをCaféの新メニューにしようと言う、開発シェフの中田さんのひらめきから、アリヤさんと山岳地ドイチャンの米の栽培地に足を延ばした。
チェンライ市内から車で約2時間。標高1500mほどのドイチャンの山頂付近は、山頂に向けた主要道路沿いの観光開発が進み、何ともお洒落なCaféが立ち並び、バンコクから来た観光客でにぎわっていた。
主要道路から脇道に入って、山沿いの山岳民族の村をいくつも超えてようやく彼の目的とする村に到達した。
流石にここは、彼に案内してもらわないと到達できる場所ではなかった。
村の暮らしは、同じタイでありながら、タイ語が全く使われず、アカ族の文化がそのまま息づいていた。子どもの笑顔が何とも愛らしく、時間がゆっくりと流れていた。
米はと聞くと、この斜面だと指をさす。
”おかぼ”だ! 想像していた水田は無く、焼き畑の急斜面の山肌が栽培地のようだ。
季節は雨季の始まりの6月から数か月間。雨の水だけをたよりに山の急斜面にお米を栽培すると言う。
今の時期は、山肌を焼いて、その準備を進めているとの事。早速、昨年収穫した残りわずかの貴重な玄米と精米済みを夫々(それぞれ)30kgずつわけて頂いた。
ここの米を使った新メニューには、人と自然と素材のストーリーが刻まれることになるだろう。
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